お好み夜話-Ver2

間一髪、ギリギリセーフ

世の中は地デジに完全移行したが、我が家ではアンテナも立てていなけりゃ、ケーブルテレビにも加入していなかった。

だけど普通に、地デジ対応の放送が視聴できていた。

それはなぜかというと、近所の高層マンションのアナログテレビ電波障害対策として、共聴ケーブルが近隣に配線されていたからだ。

高層マンションがアナログ電波の停波前に地デジ化して、そのままその恩恵に与っていたというわけだ。


しかしいつまでもその状態が続くわけがないと、オヤジはウスウス感づいていた。

そしたらやはり、9月の20日に「共聴ケーブル放送施設撤去承諾についてのお願い」という回覧が回ってきた。

そんなものがきても、記名するわけでもなく、長らく放置していたが、とうとう10月3日午前8時に共聴ケーブルの信号を止めるという現実に突き当たり、昨日、施工会社に連絡して急遽工事をしてもらうことにした。


だいたいオヤジは「ジョニー」ほどではないにしろ、今どきのテレビなんざ見なくたってぜんぜん平気なのだが、かあちゃんと小僧が泣きそうに懇願するのも鬱陶しく、せっかくテレビがあるのだし、スカイツリーが完成すりゃこの辺は強電界地域だし、安いアンテナ買ってきて自分で取り付けて、BSのアンテナ線と混合して送るボックス内の結線と調整だけ誰かにお願いしちゃえば済むとタカをくくっていた。
(こんなとき「ナオト」がいてくれたら・・・・)

だが共聴ケーブルの撤去施工会社にたのむと、高層マンションの管理組合の補助があって、3万円を超えずにアンテナ込みで工事してくれると聞いて、そんなリーズナブルならこの際お願いしちゃおうということにしたのだ。


信号が止まる瞬間を見たくて、テレビをつけっぱなしにしていたが、砂の嵐を期待するほどアナログな機械音痴ではないから、ご近所のお年寄りが「テレビが映らなくなったわ !! 」なんて騒ぐのを聞きながら、アンテナ工事を眺めていた。

手慣れたアンテナ工事は小1時間で終わり、我が家のテレビは今度こそ本当に地デジ化した。

ヤレヤレ、間一髪ギリギリセーフたぁこのことでぃ。

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