曇り空は新鹿沼あたりまで続くが、しだいに陽がさしてきて、下今市を過ぎたら青空が見えた。
あんまりカンカン照りじゃないほうが走りやすいが、晴れ男がそんなことを望んでどうする(^_^;)
9時半過ぎ鬼怒川温泉到着、
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ウェアに着替えてストレッチして10時に走りだす。
国道121号線・会津西街道をまずは鬼怒川公園駅を目指す。
2年前チームモグランポの練習会で走った時以来の鬼怒川。
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2㎞ほど走り、鬼怒川公園駅のロッカーに着替えなどを入れ、帰りの電車の時刻を確認してふたたび会津西街道へ。
次なる目的地は龍王峡。
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鳥居をくぐって渓谷沿いの遊歩道へ。
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虹見橋を渡るまではハイキングの子供たちやカップルが多いが、しだいに人の姿は見えなくなり、なかなかいいトレッキングになる。
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走れるところは走り、ほどなくむささび橋に至る。
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ここからの眺めは最高だ。
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しばし絶景に見とれ、対岸に渡るとむささび茶屋でお弁当を食べたりして休憩する人たちがいるが、ちょっとだけ給水して先へ進む。
すると道はトレイルな感じになって、気持ちよく走れた。
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しかしそれもつかの間、岩場や根っこがはびこり、湿って滑りやすく、すり抜けるような狭い道もあり、お手軽な身なりの人はむささし橋で折り返すのが懸命だ。
しかし道は分かりやすく、ゆっくり歩けばなんてこともないせいか、心ない者が捨てた空き缶やゴミがあちこちに散乱していた。
ゴミ袋があれば集めて回りたいほどだが、どうしてこんな自然の中でポイ捨てが出来るんだろうか(・へ・)
3㎞ほどで白岩半島へ。
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そこから先は舗装路になっていてるが、発電所を見下ろす辺りに「国有林管理歩道」の道標があり、ふたたびトレイルラン。
ほどなくして浜子橋に。
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この橋、高所恐怖症の方は尻込みするだろう。
橋の真ん中にコンパネが敷いてあるのだが、もうささくれだってペコペコで心もとない。
両サイドはキャットウォークのような金網で、下を流れる川が丸見え。
コンパネの下にも同じ金網が敷いてあって、落ちることはないだろうが不安定で気持ちが悪いので金網を歩く。
下から吹き上げる風で股間がきもちい~い(^_^;)
橋を渡るとまた舗装路の坂道が続くが、すぐに遊歩道の道標があり、迷わずそちらへ。
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しかし(一般者通行可)の文字がやや気になる。
坂道を下って行くと、東京消防庁の服とヘルメットをつけた男達が大勢いた。
地面に横たわった隊員を救助しているような・・・何事か
通行できますか? と聞くと、訓練だから大丈夫とのこと。
なるほど、非常事態に備えて日々訓練しているのだ、ご苦労様です。
傍らを走りぬけちょっと行くと、なに !? 通行止
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腐って落ちそうな木の橋が通行できないと。
どこか渡れそうなところを見つけて沢を渡れ、ということですかい。
濡れずに沢を渡ると、今までの遊歩道とは打って変わってガレ場の連続。
木を掴み、岩によじ登り、道なき道に悪戦苦闘。
時々トラロープが張ってあり、そこから先はいくなという目印と、道しるべの役目をしている。
膝までのサポーターをしているのでまだ良かったが、短パンにランニングシューズでは相応しくない山道だ。
なんとか迷うことなく出口にたどり着いたが、汗みどろの蜘蛛の巣まみれだ
出口にはこんな立て札が
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文言に偽りなし、足場悪すぎ~~、やはり(一般者通行可)はクセモノだった。
天井からピチャピチャ水が垂れ、真っ暗で貞子が出てきそうなトンネルを抜け、舗装路を上る。
それほど急な上り坂ではないが、かなり標高は高く、トンネルを4つ抜ける。
真っ暗な川治第4トンネルの中間を過ぎたあたりから空気がひんやりしてきて、トンネルを抜けて左手に川治ダムが現れる。
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こっちの方にはあんまり雨が降らなかったのか、なんだか水かさが少ないようだ。
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川治ダムはアーチ式コンクリートダムで高さは140m、日本で4番目に堤高が高いんだって。
じゃあ1番高いのはどこかって ? そりゃ黒部ダムでしょう、たぶん。
堤上を走る県道23号川俣温泉川治線を湯西川方面へ進み、五十里ダムへ。
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江戸からちょうど五十里だから「五十里=いかり」が地名となったんだって。
首都圏の大事な水ガメ、今度はこの上流の湯西川に行ってみよう。
さて、五十里ダムから道はひたすら下って川治温泉へ。
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かわじいの指差す薬師の湯へはいりたかったけれど、着替えはロッカーの中だし、ここからまだ10以上㎞先だ。
すでに午後1時を過ぎ、途中の山道の悪路がたたってきて、腿が痛くなってきた。
水とアミノバイタルを飲んで、重い足で走る。
川治温泉から龍王峡へ道路を走り、龍王峡から日塩有料道路・通称もみじラインの長~いトンネルを通ってショートカット。
この日トンネルは11個目だ、走って抜けた最多だ。
有料道路の料金所を過ぎてほどなくゆけば、ふたたび鬼怒川の橋を渡って鬼怒川公園駅に到着。
ロッカーから荷物を出し、鬼怒川公園岩風呂へ。
10時に出発してから5時間半、走行距離29.38㎞のマラニック終了。
予想外に時間がかかってしまった。
帰りの電車の時間もあるから、急いで温泉に浸かって足をマッサージ、風呂上りに駆けつけ3杯の一番搾り。
帰りの電車は爆睡かな、と思いきや、さらなる予想外の事態に遭遇することになるのであった。
To Be Continued・・・・