グエェェ〜
ギュグウウ〜
グギャ〜
「脂祭り」の夜に串刺しにされた「姉」が苦悶の叫びをあげるように、物言わぬ内臓が・モチリンが喚き続ける。
目覚めて少し動くと、途端にこの喚きが腹の中から響きわたる。
絶食3日目、みぞおちの膨らみはほぼ解消したが、右脇腹の痛みが酷く右足が上がらない。
ただでさえ急激に体力が消耗しているのに、足が上がらず歩行もままならない。
3日ぶりの風呂に入ったあと体重計にのってみれば、44.6㎏‼️
一ヶ月かけて食べられる時に食べ、動ける時に動いて、退院食後の間一髪で43㎏に落ちてしまう44㎏台からなんとか48㎞台までもどしたのに・・・。
たった3日の絶食で4㎏減だ、なんという悲惨なダイエット😞
風呂の鏡に映った己れの体は退院直後よりも痩せ衰えて見え、脚はさらに棒のようで筋ばり、とてもフルマラソンを18回走った男の足とは思えない哀れさ。
痛み出した時はとてもできなかったコンニャク湿布を再開して、多少ラクになって9時過ぎに眠りにつく。
そのまま延々12時間、時どき目を開けることはあったが、かあちゃんに揺り起こされるまでベッドの上だった。
体力が落ちたなんていっても、これだけ眠れるんだから基礎体力は残っているのか?
朝の薬を飲む前に体温と血圧を計ると、血圧は上84.下52しかなく、もはやハイパーテンションのかけらもない。
体温は2度目のコロナワクチンを打った時から変わらず平熱で、免疫抑制剤や痛み止めのカロナールを飲み、鬱陶しく霞む白内障の目玉にダバダバ目薬を入れる。
朝の儀式が済んだらもう疲れちまったが、女子医大から何やら封書がオヤジにもかあちゃんにも届いており、開封したかあちゃんに聞くと、腎臓移植1年目のアンケートだという。
そう明日、11月17日はかあちゃんの腎臓を移植した日なのだ。
移植してほとんど制限なく食べられ動けるようになって、半年後にシャントを閉鎖して、さあこれから💪
と思った矢先に膵臓の不調、しかもそれまで食生活は用心して酒もあまり飲まず、適度な運動もしていたというのに、激痛の原因は食事でもアルコールでもなく原因不明と診断される不条理。
腎臓で苦しんでいた時よりむしろ今の方が厄介で悲惨だ。
解決策があるのだろうか?
明日女子医大病院の消化器内科へ先日のCTの結果を聞きに行く。
CT後はずっと痛みで苦しんで絶食しているのだから、いい結果などあるわけはない。
しかし解決策も提示されず入院はあり得ない。
腹を切らなけりゃならないなら覚悟はできているが、それで良くなるという確信が欲しい。
明日は腎臓移植から1年目、いらいろあったがオヤジの中の小さいかあちゃんが無事でいてほしい。
それだけをまずは願う。
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