プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

☆< 新解釈・三国志 >

2021年01月07日 | ☆映画館で見た映画。
outubeでさんざん宣伝をしていて、いいところを軒並み映していたので、
映画本体がスカスカになっているのではないかと思った。
宣伝でいつにも増しておバカな映画だということは確信し、
ハードルを下げるだけ下げて参加(映画館に見に)した。

結果として面白かった。思ってたよりかなり映画でした。

ま、普通の映画を求めて見た層にはつまらなかったんじゃないかと思いますよ。
たとえ福田雄一作品に慣れた人だとしても。
ましてや三国志を見ようと思って行った層は気の毒としかいいようがない。
福田雄一という人は、真正面から真面目な心で見て楽しい作品はあまり作りません。


youtubeで見ていた部分も映画で見るとちゃんと話の流れに沿っていて、
恣意的にぶっこんできたという感はなかった。
岩田某がやった趙雲が、今思うとなんだかミョーに残る。いちいち踊るあのダンス。

大泉洋と関羽と張飛、この辺意外に映画。この2人がいい感じに演じてくれたから
すんなり入れたかな。この3人の時点であまりコテコテにやりすぎると
駄目だっただろう。
……が、すでにこの時点でコテコテだと感じる人も多い気がしてきたので、
あんまり大きな声でいうのは止めておきます。

笑わせてくれて、楽しかったですよ。
いつもの福田組のメンバーがいつものようにやってくれて満族。いや漢族。いや満足。

橋本環奈がもうちょっと出るかなーと思っていたが。
小喬役をやった人ももう少し出るかなーと思っていたが。

渡辺直美の登場シーンは思ったよりも長かったですね。
これははまり役(?)で、普通の美女がやっても面白くもないところ、
渡辺直美が演じることで3倍くらい面白かった。
佐藤二朗はともかくとして、城田優が渡辺直美に骨抜きにされるのがね。


ただ最後は眠りに落ちてしまった。
なので最後の5分10分は見ていない。まあいいか。

しかしまあ、セットには金をかけてますねー。
チープの極みのヨシヒコの初期と比べてみいや。
でもあの頃の方が面白く見られたんだよな。そのチープなところが、
可笑しみを醸し出す重要な要素になっていた。
潤沢に資金が使えるようになって失われたものもある。

でも今回は映画館に見に行って後悔はなかった。
まあ後悔した方がいるのはわかります。福田作品はそういう意味では取り扱い注意。


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