プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

< 心がさけびたがっているんだ。 >

2019年07月10日 | ドラマ。
ダメ出ししたい部分は数々あれども、面白かった。という感想。

まず見た理由が、……声優なんです。
声優沼にはまってはいない筈だが、それでも「ハイキュー!!」でちょっとハマッていて、
ハイキューの内山昂輝と細谷佳正が出ているので見てみた。

導入部はあれよあれよという間に始まって、え?玉子?え?と思っている間に終わった。
訳わからん。しかし後から考えてみれば相当に要領良くまとめた導入部だった。
今時の子供はいろいろ知ってるから、ラブホがわからないということも少なかろうが、
たしかにお城の造形は子供心に気になるもんね。

ところで、なんでラブホはお城型なんでしょうかね?普通のホテル型の方が
目立たなくてよほどいいと思うのだが。
あ、でも間違って普通のホテルと思われても困るのか。閑話休題。

お母さんからもお父さんからも、あんな風に言われたら、そりゃ心の傷になるよなあ……。
昨今児童虐待がニュースになるが、体に対する虐待は第三者にかろうじてわかっても、
言葉による暴力は他人には絶対にわからない。

坂上拓実はちょっと出来すぎかもね。
田崎はこういうジャンルのアニメとしては珍しい武骨系のキャラかね。
仁藤と成瀬は王道。

話は……身につまされたな。
言葉は呪文だと思っていて、だから当然呪いにもなり得る。奇跡を起こす魔法にもなり得る。
が、人と人とは分かり合えないものだから、同じ言葉が呪いにも魔法にもなるんだよ。

ただ、クライマックスで、本当に成瀬がいいたいことはそれだったのか、と言いたい。
本当に言いたいことは坂上拓実とか仁藤をののしる言葉じゃなくて、
お父さん、お母さんに対する気持ちであるはずだろう。
それが全然出てこないで、言いたいことがなくなったというのは納得出来なかった。

ミュージカルを1ヶ月ちょっとで完成させるのは無理だろうなあと思うし、
そのミュージカルの内容もどうかと思った。リアルで考えれば、
それこそ高校生が1ヶ月ちょっとで作ったミュージカルの完成度がそんなに高いわけはないが。

アニメの動きとして、歩き方があまりにも左右に揺れすぎてて、そこは気持ち悪かったな。

田崎に最後告白させるのはあまりにも唐突だが、ふられてしまった成瀬への
救済措置だったのだろうから許容範囲。そうですね、今でも仁藤が好きという方が自然。
むしろちゃんと断れる優しさを持っている坂上拓実はしっかりした奴だろう。
現実であの情況になれば、お手軽に成瀬と付き合っちゃうという道を選ぶ人も
多いだろうから。

後味は悪くなかった。

――が、内山昂輝はいいとして、細谷佳正が田崎だとは全然気づかなかった!
実はずーっと先生だと思って見ていた。エンドクレジットで田崎だと知って、
もう一度見返したい気分になった。面倒なのでそこまでやりませんけれども。
不覚。



心が叫びたがってるんだ。 [DVD]
アニプレックス (2016-03-30)
売り上げランキング: 36,058







コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ◇ 桜庭一樹「私の男」 | トップ | 楽天イーグルス、7月10日の試... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ドラマ。」カテゴリの最新記事