プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

◇ リチャード・パワーズ「舞踏会へ向かう三人の農夫」

2018年09月05日 | ◇読んだ本の感想。
アメリカ現代文学。
正直全然わけがわかりませんでした。
時間切れで残り数十ページ読み残したけど。

読むだけなら一応読めたので、リチャード・パワーズはこの1冊で止めることにして、
これだけは読もうと思った。
文章は読めるんだよね。普通に。
ただ全く内容が頭に定着しない。覚えられない。

まず写真があった。
三人の男がステッキをついて撮影者を見返っている構図。
これはこれでたしか有名な写真。「舞踏会へ向かう三人の農夫」というタイトルを、
撮影者がつけたのか、パワーズがつけたのかは知らない。

パワーズがこの写真から思いついたストーリーを色々な方向へ発展させていく。
細かい章立て。章ごとに、
3人のうちの誰か(←わかってない)を視点人物にしたパート、
自動車王フォードや、サラ・ベルナールに興味を持つ人物のパート、
観念的な論理を追うパート、
……他にもあったのかもしれないが、よくわからなかった。

あー、さっきの続きだなーと思っても、さっきの内容を覚えているかというと覚えてない。
ので、何の話が展開されているのかわからない。
これでは無理です。

全体の話の作りは、興味深いという意味で面白い。
辻邦生が昔書いた「ある生涯の七つの場所」を思い出した。
あそこまできっちり構成したわけじゃないけど、
(あれはあれできっちりしすぎて、むしろ面白みが減った)
枝分かれした話で大きな一つの話を構成するという意味で同じだよね。

でもそれだけだな。わたしが言えることは。
さっぱりわかりませんでした。ちゃんちゃん。








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