プラムフィールズ27番地。

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<  マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー >

2018年09月02日 | ☆映画館で見た映画。
楽しかった!

前作は10年前ですってよ。
こないだの「インクレディブル・ファミリー」もそうだが、続編まで時間がかかりましたねえ。

時間がかかっただけに、当時は若かったアマンダ・セイフライドも32歳になりました……
作中時間的には多分せいぜい2、3年後ということだろうと思うので、
ちょっと実年齢と設定が離れたと思う。
しかし前作のママ&パパズの実年齢との離れ方に比べたら大したことはないと言える。

前作同様、話も楽しく、目にも楽しく、泣けて、歌も上手くて、
文句の言いどころはございません。(言うけど)
なんとママは死んでしまったそうですよ!まさか続編を作るにあたって、
メリル・ストリープを死なせているとは思わなかった!
出演交渉が上手くいかなかったのか?と思った。だって彼女が出ないと始まらないでしょう!

でも彼女なしで始まっちゃって……
セイフライドがホテルを継いで、リニューアルオープンのセレモニーをするという話と、
ママの若い頃、パパズとの馴れ初めの話を行ったり来たり。

行ったり来たりするのでママとパパズとターニャとロージーの若い頃のバージョンも必要なわけです。
ターニャとロージーは相当似せて来たね!髪型と背格好で、一瞬ヤングかオールドか、
見分けがつかないことが多々あった。

パパズは、正直設定を忘れていたこともあって、ヤングスの見分けがあまりつかなかった。
スウェーデン人のプレイボーイはそれでもまあ分離出来たんだけど、
イギリス人の2人の方が……どっちがどっちか忘れた。
コリン・ファースの若い頃としてはちょっと頼りなさ過ぎる造形だったと思うよ。
何しろこの10年で、彼は王様になったし、大英帝国勲章も貰う、押しも押されもせぬ
英国俳優界の重鎮だもの。

チャールズ・ブロンソンの歌の微妙さ加減は健在でした。
そうでした、前作でブロンソンとママは結婚したんだったね。
なので、現関係性は一応ブロンソンが義理の父なんだよ。
だからといって、他の二人がパパと呼ばれないかというと全然そんなことはなく。
パパ同士も同級生に会ったように楽しそう。

同級生といえば、スウェーデンパパが昔助けてやったアポローニアに恋する若者が、
何十年経って「お前、俺わかるか!俺あれだよ、『アポローーーーーーーーニア!!』」と
スウェーデンパパに話掛けて来る。
「おおー、お前かー!」と久闊を叙したあとのシーンが。泣ける。
今作は基本的に前作と被らないように曲を使っているようだが
(なのでわたしが知ってる曲は全然ないが)
ここは「ダンシング・クイーン」でガーッと来る。いいわー。

皆さま相変わらず歌が上手い。
セイフライドはいい意味でいつまでも素人っぽく、素直できれいな声を出すねえ。
10年の間に、ドミニク・クーパーとは色々あったようだが、
こういう形で共演出来るのならそんなにイヤな別れ方ではなかったのだろう。

やっぱり一番楽しいのは3人組のシーンだな。
前作もママ3人組の歌って踊るところが大好きだったが、今回はヤングスが熱演。
今回の主役のリリー・ジェイムズは、実はキーラ・ナイトレイに見えていて、
でもナイトレイがあんなに胸がデカいわけないな……と思ってようやく別人だとわかりました。おい。

そしてネタバレだが、そうですか、メリル・ストリープをああいう風に使ってきますか……。
もったいないというか、贅沢な使い方。泣けますね。

全体的な話はまあそんなに大したものではないけど、歌とダンスが楽しめれば問題なし。
楽しかった。とても。どうもありがとうございます。
3作目とかはどうですかね。ABBAの曲がそこまで続かないか。


エンド・クレジットの後、ちょっとしたお笑いのシーンがあるので、お時間のある方はどうぞ。



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