この本の名前を初めて知ったのは「アルスラーン戦記」。
あの頃は田中芳樹が好きだったなあ。今は嫌いだけど。
売れる小説を生産するシステムを構築し終わった感じが。
ほう、「創竜伝」完結しましたか……。するとは思わなかった。
――なので、「王の書」を読んでいてなつかしい名前がちらほら出て来た。
ギーヴとか。ファランギースとか。タハミーネとか。役柄は全然違うわけだが。
東洋文庫だから覚悟はしていたけど、最初この本を開いた時、
詩文形式だったからうへーと思ったのよ。読めないんじゃないか、これ。
だが実際読んでみたら韻文ではなく、ほとんど散文に近い分かち書き。
むしろ読みやすかったかもしれない。この内容を散文で読むよりは。
とはいえ、まあ多少内容は退屈なんですけどね……
作者がはっきりしていて、1000年前後に成立した作品だというので、
すわ、源氏物語の世界最古の小説の座を脅かすのか?と焦ったが、
小説ではないですからね。そもそもわたしが気づくよりはるか以前に
世界は「シャー・ナーメ」を知っているんだから、今さら脅かすも何もない。
感触としては古事記に近いイメージかな。歴史ではなく伝説ですよね?
「王の書」というタイトルのわりに、各主役は王ではなく王に仕える武将というか
英雄たちだった。ザーム、ロスタム、ソホラープ、スィヤーウシュ。
英雄たちの戦いと、それを彩る美女たちの物語。
ザームとルーダーペの恋物語はきらびやかだし、
ロスタムとソホラープの親子の悲劇は傷ましい。
(最初に名乗れよ!とツッコミをいれたいが)
これは抄訳ですか?抄訳のようですね。5分の1くらいなのかな。
5倍の分量を読む気にはならないので制覇は無理だが、
本作品の訳は美しく、読めたのはこの訳のおかげ。黒柳恒男訳。
ペルシアってほとんど何も知らないよなあ……。
魅力的な時代と空間ではありそうなんだが。
これをとっかかりの一つとして、いつか何かは読んでみたい。
あの頃は田中芳樹が好きだったなあ。今は嫌いだけど。
売れる小説を生産するシステムを構築し終わった感じが。
ほう、「創竜伝」完結しましたか……。するとは思わなかった。
――なので、「王の書」を読んでいてなつかしい名前がちらほら出て来た。
ギーヴとか。ファランギースとか。タハミーネとか。役柄は全然違うわけだが。
東洋文庫だから覚悟はしていたけど、最初この本を開いた時、
詩文形式だったからうへーと思ったのよ。読めないんじゃないか、これ。
だが実際読んでみたら韻文ではなく、ほとんど散文に近い分かち書き。
むしろ読みやすかったかもしれない。この内容を散文で読むよりは。
とはいえ、まあ多少内容は退屈なんですけどね……
作者がはっきりしていて、1000年前後に成立した作品だというので、
すわ、源氏物語の世界最古の小説の座を脅かすのか?と焦ったが、
小説ではないですからね。そもそもわたしが気づくよりはるか以前に
世界は「シャー・ナーメ」を知っているんだから、今さら脅かすも何もない。
感触としては古事記に近いイメージかな。歴史ではなく伝説ですよね?
「王の書」というタイトルのわりに、各主役は王ではなく王に仕える武将というか
英雄たちだった。ザーム、ロスタム、ソホラープ、スィヤーウシュ。
英雄たちの戦いと、それを彩る美女たちの物語。
ザームとルーダーペの恋物語はきらびやかだし、
ロスタムとソホラープの親子の悲劇は傷ましい。
(最初に名乗れよ!とツッコミをいれたいが)
これは抄訳ですか?抄訳のようですね。5分の1くらいなのかな。
5倍の分量を読む気にはならないので制覇は無理だが、
本作品の訳は美しく、読めたのはこの訳のおかげ。黒柳恒男訳。
ペルシアってほとんど何も知らないよなあ……。
魅力的な時代と空間ではありそうなんだが。
これをとっかかりの一つとして、いつか何かは読んでみたい。
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