「
数学は知性の世界だけに存在しうるものではない、
何を入れなければ成り立たぬかというと、
感情を入れなけれは成り立たぬ。
数学の体系に矛盾がないというためには、
まず知的に矛盾がないということを証明し、
しかしそれだけでは足りない、
銘々の数学者がみなその結果に満足できるという
感情的な同意を表示しなければ、
数学たとはいえないということがはじめてわかったのてす。
じっさい考えてみれば、
矛盾がないというのは感情の満足ですね。
矛盾がないというのは、矛盾がないと感ずることですね。
感情なのです。
そしてその感情に満足を与えるためには、
知性がどんなにこの二つの仮定には矛盾がないのだと
説いて聞かしたって無力なんです。
ともかく知性や意志は、感情を説得させる力がない。
ところが、人間というものは感情が納得しなければ、
ほんとうには納得しないという存在らしいのてす(注:一部省略)」
散歩
「岡 潔」のことばより考えた
「ものづくりに必要なこと」
心の世界
花を見れば花が笑みかけていると思い、
小鳥を聞けば小鳥の声が呼びかけていると思う。
他が喜んでいれば嬉しく、
他が悲しんでいれば悲しく、
みんなのために働くことに無上の幸福を感じる。
何の疑いも無い。これが心である。
・・・・・
人には心が二つある。
そして二つしかない。
一つは心理学の対象となっている心であって、
この心は、私を入れなければ動かないし、わかり方は必ず意識を通す。
これを第一の心ということにする。
欧米人は太古以来、この心しか知らないのである。
第二の心は頭頂葉に宿っている。
これは無私の心である。
わかり方は意識を通さない。
第一の心は、心理学者は知らないだろうが、
本当は物質的自然界全体に及んでいる。
自然科学者の暗黙の自然の説明が、
初めに時間・空間があると思うのはそのためである。
人は本当は
第二の心の中の
物質的自然界の中に住んでいるのである。
私たちは無量の情緒に包まれた
物質的自然界の中に住んでいるのである。
コメント
正しいとか正しくない以前に自分の思考について、
アイデンティティをしっかり持つことの重要性と、
考える深さを教えられるように思います
人が何かを考えることはどういうことなのでしょうか
アイデアは第一の心では発明でしょうが
第二の心では発見(あるいは 無)でしょう
心の自覚を自分の場所にしっかり落ち着かせることで
安心した状態で、物事に取り組めると考えています
毎日の積み重ねを続けていきたいとおもいます
ものづくりの背景には
ここまでの思考が必要だと考えています
超音波の<ダイナミック特性を考慮した制御>技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=1142
「脱気・マイクロバブル発生装置」を利用した超音波システム
http://ultrasonic-labo.com/?p=1996
超音波洗浄器による<メガヘルツの超音波洗浄>技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=1879
科学の中の統計学 ―現代科学と統計数理の接点 (ブルーバックス) 新書
1987/6/1 赤池 弘次 (編集)
生体のゆらぎとリズム (KS医学・薬学専門書)
1997/11/13 和田 孝雄 (著), 赤池 弘次 (監修)
ダイナミックシステムの統計的解析と制御
昭和47年 赤池 弘次 (著), 中川 東一郎 (著)
超音波の<ダイナミック特性を考慮した制御>技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=1142
超音波システム研究所は、
超音波の計測・解析、発振・制御技術を応用して、
新しい小型(直径13mm)の超音波プローブを開発しました。
新しいタイプの超音波プローブによる応用測定システムです。
測定する目的に合わせた、
超音波(発振・受信・制御)が利用できます。
圧電素子の特性に関して、弾性波動を考慮した解析で、
各種の振動状態(モード)として
超音波振動の利用が可能になるプローブです。
オシロスコープに接続して利用することができます。
検出データをフィードバック解析することにより
超音波による
各種現象(非線形現象、衝撃波、音響流、キャビテーション・・)を
グラフ(数値・・)により確認できます。
発振回路と組み合わせることで
各種応答特性を確認・検出できます
その結果、部品や材料の様々な特性が評価できるようになります
計測以外にも、
新しい洗浄ツール、
ナノレベルの攪拌ツール、
微細部品の表面改質ツール、
・・・応用対応を実現しています
超音波プローブは
利用目的を確認した「オーダーメード対応」します
参考
超音波洗浄器( 42kHz 35W )
水槽と液循環の改良により
(水槽の改良は十分ではありませんが調整により均一状態にできました)
均一で強い超音波伝搬状態を設定しました
注:詳細を知りたい方は超音波システム研究所にお問い合わせください
「メガネの超音波洗浄器」の使用方法(ノウハウ)を提示します
1)超音波を強くしたい場合は、洗剤を数滴入れて使用する
2)金魚のポンプを利用して液循環させる
(循環量 毎分400ccぐらい
なるべく水面付近(水面から3cm)からすいこみ
底面の角部に吐き出す
全体がゆったり流れるようにする )
3)洗浄後、新しい洗浄液でもう一度リンス洗浄を行う
(あるいは コップに入れて間接リンス洗浄する
コップはなるべくビーカーに近い形状のものを選択する)
4)洗浄ムラがある場合は、ゆっくり洗浄物を揺らしながら洗浄する
5)よごれがひどい場合は、コップに洗剤を入れた間接洗浄で
プレ洗浄を行う (超音波洗浄の基本は精密洗浄です)
6)材質や形状により、洗浄物を洗浄液にすべて入れないほうが強力な洗浄
を行うことが出来る場合がある
7)どうしても取れない場合は、
液温を40-60℃にして
超音波のON/OFFを操作しながら洗浄する
( 場合によっては、
ステンレスの「穴明きお玉(キッチン用具)」にのせて洗浄する )
8)きれいに洗浄する場合には、乾燥が洗浄以上に重要です
( 乾燥は別途機会に掲載します )
超音波の寿命を短くする原因は、熱応力による現象です
上記の操作においても、液温を急激に変更すると大きなダメージを発生させます
水槽の温度と液の温度がなるべく同様に変化するようにしてください
超音波洗浄により40℃の状態から、
洗浄液の交換により18℃の洗浄液に切り替えた場合、
超音波の取り付け面や超音波により大きく振動する面が
熱応力によるダメージを起こします
また、液循環のない状態で使用し続けると
不均一な状態が続くため同様なダメージの発生につながります
補足1:
洗剤(界面活性剤)は超音波(OHラジカル反応)により分解され少なくなります
(場合によっては「OHラジカル反応」で洗浄が行われている場合もあります)
言葉による説明は難しいのですが、適切に洗剤の濃度管理を行う必要があります
一般的には、洗浄液が汚れたら新しい洗浄液を作成し交換するのですが、
難しい場合には適度に洗剤を追加しながら使用してください
補足2:
プラモデルのパーツ洗浄(離形剤や指紋の除去)を行う場合には、
そのままで使用すると、洗浄ムラの大きな状態になりますので
均一な音圧分布の状態で洗浄が行えるように、洗剤の濃度管理と
間接容器によるリンス洗浄を推奨します
除去した離形剤が超音波により、乳化して再付着する場合があります
洗浄液は新しいものを頻繁に取り替えると、大手メーカの先端洗浄レベルと
同様な処理(樹脂レンズの表面改質によるコーティング作業の前処理)が行えます
注:但し細かい複雑な形状の部品に対しては
適切なメガネの洗浄器はないように思います
樹脂を対象にするため弱い均一な超音波が必要なので、
制御と各種設定を部品に
対して適切に行う必要があります
( 実際に樹脂に対する超音波の効果は大変大きいので
具体的に知りたい人は問い合わせてください )
補足3:
コップやビーカーを利用した間接洗浄の場合は、ガラスによるレンズ効果により、
非常に強い焦点部分が発生します
対策として、必ずコップやビーカーをゆらす、
あるいは洗浄物を遥動させるようにしてください
(
金属棒にアルミ箔を巻いて確認すると良くわかるとおもいます
アルミ箔が10秒以内に穴だらけになる状態が、
「メガネの洗浄器」の標準的なレベルです
適切に設定すると、アルミ箔全体が粉々になります(全体が均一に洗浄できる)
液量が少ないので状態の管理が難しいのですが、新しい液の使用頻度で対応すると
高価な洗浄器よりも目的とする音圧の安定した超音波洗浄制御が可能です
結果として洗浄環境と乾燥を適切に行うとレベルの高い
(分子レベル)洗浄が可能です
今後、超音波の周波数の高い
「メガネの洗浄器」(現状は存在しません)との組み合わせにより
必要な表面処理が行えるようになると、
各種製造メーカの洗浄・改質レベルが実現します
安価な高周波の「メガネ洗浄器」がない理由は次の通りだと思います
1:製造コストが高い
2:洗浄力が小さい(使用方法が難しい)
3:間違えて手を入れると人体に重大な影響が出る場合がある
1,2,3は単純に言うことが出来る事項ではありません
(正しい場合も間違えた解釈のばあいもあります)
つまり超音波の利用は複雑な出来事なので適正に行う必要があるということです
適正に行う(制御する)と、10-100倍の効率や音圧が実現できます
)



メガヘルツの超音波発振制御プローブを利用した実験動画 ultrasonic-labo
ファインバブル(マイクロバブル)を利用した超音波洗浄 ultrasonic-labo