「超音波の非線形現象」を利用する技術を開発
超音波システム研究所は、
オリジナルのバイスペクトル解析グラフ
(最大エントロピースペクトルアレイ法を参考にしたオリジナル手法)による、
「超音波の(高調波に関する)非線形現象」 を利用する
新しい制御技術を開発しました。
今回開発した技術により
超音波の伝搬状態について
音圧レベル・主要周波数(キャビテーション)を
音響流(非線形現象)との相互作用が判断できる、
数値化・グラフ化を可能にしました。
解析結果に基づいた、
各種(水槽、振動子、治工具・・・)の組み合わせにより
目的に合わせた超音波利用状態の最適化が、可能になりました。
高調波による超音波の伝搬状態や
共振現象による低周波の発生状況を検出・把握することで
目視や音圧レベルだけでは再現性・相互作用による変化・・・・
対応・評価が難しい状態についても
非線形現象に関する
解析評価結果に基づいて、十分な対応(制御)が可能になります。
従って、
適切・あるいは有効な
超音波伝搬状態(周波数、音圧、変化・・)を確認したうえで、
超音波のダイナミック特性を目的に合わせて制御できます。
これは、洗浄・表面改質・化学反応の促進・・・に対して、大変有効です。
さらに、定在波の制御により、キャビテーションと加速度の効果を
目的に合わせて変化させる状態について、詳細な分析が可能になります。
これは、加工、改質、攪拌・・・に対して、大変有効です。
オリジナルの超音波伝搬状態の測定・解析技術により、
効果的な事例・実績を多数確認しています。