宇宙的なリズム
三木成夫
『人間生命の誕生』より
・・・
われわれの日常を振り返りますと、
このような慾と不安に駆り立てられた時の呼吸には、
全くリズムというものがない。
大抵は息を凝らし、さらには息を殺しております。
これに対して、平常心の時には呼吸のリズムがあります。
これこそ、古生代の昔からえんえんと続いてきたリズムです。
それは、始めにお話しました、あの波打際の、
ザザーッと寄せて、そしてサァーッと引いて行く、あのリズムです。
それこそ宇宙的なリズムではないでしょうか。
お釈迦様の呼吸の教えはこのことではないかと思っております。
コメント
私は、人が生きて物事を考えるうえで最も重要な視点だと感じました
最近は、リズムのずれが大きくなっていると思います
( 音波の伝播における、非線形現象を検討するために
「宇宙的なリズム」をテーマにすることが
「執念・気合」として必要ではないか
と考えています )
追記
学問は勝負事ではない。しかし、やはり気合が大切である。
学問は芸術とも違う。しかし、気塊が肝要なことに変わりは無い。
要するに学問することそれ自身が執念です。
(湯川秀樹)
コメント
物事を深め、探求していくときには「執念・気合」といったものが
その人間に強く意識されていることに対して
「創造の奥深さ」を考えさせられます
もっと、「執念・気合」の強さが必要な気がします
超音波システム研究所
ホームページ http://ultrasonic-labo.com/
超音波美顔器(1MHz)を利用した実験
新しい超音波利用の研究開発を行っています
キャビテーションの観察!!
超音波美顔器に水滴を乗せた状態で
超音波照射を行った実験・・・・の動画です
<<超音波システム研究所>>
鈴木大拙の警告 -真実を求める努力を-
教育に限らず、
私たち日本人の欠陥として、
自分たちの願望に基づいて議論をするだけで
事実に基づいた議論ができないことがあげられる。
・・・このことは、
既に五十八年前に鈴木大拙が的確に指摘していた。
・・・・
まず、物を客観的に見ることを学ばねばならぬ、
そこからこれに対して
徹底した分析が加えられなければならぬ。
これが日本人の性格の中に這入ってこないと、
偉大な科学の殿堂は築き上げられぬ。
科学や数学の学修を、
単なる実用面にのみ見んとする浅薄な考え方をやめて、
学問の根底に徹する、甚深で強大な知性の涵養を心懸くべきである。
これが出来ると自から人格の上にも反映してくるにきまっている。
・・・・
(鈴木大拙全集 第30巻 15ページ~16ページ)1945年8月26日記
ホームページ http://ultrasonic-labo.com/
超音波<測定・解析・制御>システム
オリジナル技術による、
超音波<計測・解析・制御>システムを開発いたしました。
新しい超音波のシステム技術です。
測定したデータについて、弾性波動を考慮した解析で、
各種の振動状態(モード)として検出します。
検出データを考慮した制御により
目的とする超音波の効果を利用可能にしたシステムです。
複雑に変化する超音波の利用状態を、
音圧や周波数だけで評価しないで
「音色」を考慮するために、
時系列データの自己回帰モデルにより解析して
評価・応用しています
動画の水槽には
2種類の超音波振動子をセットしてあります
超音波出力と液循環の設定で
水槽内の超音波伝搬状態を測定している様子です
(均一に超音波が広がる状態に設定しているので
超音波の測定はどこで測定しても同様な値になります
標準状態での精密な測定結果
この水槽は3つの異なるパワースペクトル領域があります
音圧レベルは 平均値600mVに対して 20mV以下のバラツキです)
この動画で良くわかることは
出力制御により
伝搬周波数を幅広くコントロールできるということです
これが、洗浄では汚れや洗浄物に合わせて調整することで
効率よく改善できる理由です
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超音波システム研究所
http://ultrasonic-labo.com/
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新しい技術を考えていく上で参考になる
「鶴見和子の創造性に関する講演」資料より
学術講演 「日本人と創造性」 鶴見和子
・・・
創造性に3つのタイプがあるのではないか
1)内発、古代論理優先->「同化型」 例 関口信夫
2)中間型 ->「折衷型」 例 柳田国男
3)概念・形式論理優先->「対立・統合型」例 南方熊楠
・・・
これらの創造性が、水俣病の患者の・・・
未曾有の困難にぶち当たったとき、人間はどのように困難を乗り越えてゆくか
それは、創造的でなければ出来ないことです
困難事態が新しい困難・・・
!!!!このような、創造性の分類は、普通の人の行き方を
!!!!ぶんせきする道具である
もう一つ、創造性の分類は
社会変動の担い手のタイプにつながっていく・・・
コメント
大変難しいのですが、創造性に取り組むものとして
重要な考え方を提出しているとともに
物を作るうえでの
社会における哲学を要求しているように感じます
参考資料
http://www-soc.kwansei.ac.jp/kiyou/53/53-ch1.pdf