以前行った梼原町の「雲の上の図書館」に置いてあったチラシが
非常に気になったので、行ってきました。
家を出て約1時間後。梼原町に到着。
梼原高校グラウンドが臨時駐車場となってます。
車を止めて少し歩いて・・・
チラシにあったプログラムでは、一つの神楽の演目(?)時間は45分。
結構長いんだ~。全て観るのは無理かな・・・と。
靴を脱いで、いただいた袋に入れて入場。
1階は満席のようでした。2階へ。
愛媛県八幡浜市・川名津神楽保存会による「川名津神楽」の
「大蛇退治」(おろちたいじ)の終わりごろでした
おおお!!なんか、素晴らしいぞ。
端っこで見てたけど、次の演目までに移動。
ちょうど正面があいており、座ろうとしたけど「関係者席」という紙が見えたので
その向こうへ行こうとしたんだけど「いいですよ、どうぞ」と言ってもらった。
高知県津野町・津野山古式神楽保存会による神楽が始まりました。
舞は11の素面の舞と、6つの面をつけての舞があり、舞い納めるには
約8時間を要するそう。
8時間はとても無理ですから・・
演目 「花米」(はなよね)と、「大蛮」(だいばん)
今日の願い事を花米を捧げ、舞人は三宝に白米を捧持して
五方の神々に感謝の祈りを捧げます。
天地五方の神をはじめ、諸々の神に安全を祈願するおごそかな舞。
初参りの子どもを抱えて舞います。
この男の子は、泣きもせずおりこうさんで、無病息災祈願をされてました。
きっと、昔は初参りの子どもは数多かったのでしょうけど。。。
なので、会場に向かって神主さんがお子さん探し。
小さい子が二人ほどいたのですが・・・
「いや~~!!」と言われ・・
それでも、鬼の面をつけた「大蛮」が、さらって行ってしまいます。
大泣き
観客は大喜び。
女の子の親族も、写真撮ったりで・・・
この小さな女の子、この先トラウマになったりしないのか?
いくら泣き叫んでも、親も助けてくれない、それどころか
喜んで写真撮ってるよ・・・なんて思ったのだけど。
終わって、席に戻って周りの大人から声を掛けられ、
握手を求められ、「偉かったね」「おりこうやね」などと言われ
(聞こえないけど・・きっとそんな感じ)
結構、満足げな笑顔だったので、大丈夫か。
苦あれば楽あり・・的なことを学んだのかもねぇ。(違うか!)
次は 高知県梼原町・梼原町津野山神楽保存会による
津野山神楽
こちらも18節からなり、正式に舞い納めるには約8時間を要するとか。
演目 「山探し」(やまさがし)
金山彦のお使いの神が、紛失した宝剣を捜し歩くところから始まり、
のち宝剣を見つけ出し、歓喜するところで舞い終わります。
「神楽」って、面白いなぁ。
この演目では、まるで見栄をきるような・・ポージングのような・・
歌舞伎っぽかった。
(しかし・・・・なぜか、私・・・
ここに浅見光彦さんがいて、なにか事件が起こりそうな…
な~んてこと、思ってしまったのでありました。)
演目「鯛釣り」(たいつり)
昔から言代主の神は鯛つりの名人と称され、俗に「えべつさま」とも
「えべっさま」ともいわれる七福神のひとりです。
とてもユーモラスな舞
そして、釣り竿が観客席に投げられ
皆さん、ご祝儀を・・いや、この場合お賽銭とでも言うのか??
次から次にそれを付けに来るのです。
やっと、釣り上げることに
見事に釣りあげました。
楽しい神楽でした。
最後の舞「四天」というのがあったのですが、
時間の都合で席を立ちました。
神楽の由来は、それぞれでしたが、始まりは天慶、天暦、寛政の頃だとか。
その歴史、文化、伝統、技を継承し続けていることが素晴らしい!
来年も行きたいなと思いました。
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