WBC２

また野球人の血が騒いどります。久しぶりに野球を見て興奮しました。しかも2回も立て続きに！
野球の世界最高峰の頂に日本が立ちました。赤い稲妻と異名をとる世界最強のキューバ代表を大差で下し、記念すべき初代王者に輝いたのです。多少ハラハラする場面もありましたが、投手陣の見事なリレーと、王監督の期待にずばり応えてみせたイチロー、福留によって、追いすがるキューバを何度も振り切り勝利をもぎ取ったのです。相当なプレッシャーの中、平常心を保ち、いつもどおりのプレーに従事することがどれほど大変なことなのか想像もできません。世界を舞台に渡り歩く日本人プレーヤーが活躍するスポーツ界ですが、ほんの10年前までは日本の躍進を誰が想像できたでしょうか。いまやどのスポーツでも世界の並み居る名選手と肩を並べる実力を有する日本人プレーヤー。彼らが出した結果よりも、そこにたどり着く道のりがどれほど困難なつらい道のりであったことを思うに胸から熱い思いが込み上げてきます。結果の影には必ずそこで流した汗と涙がしみついているはず。イチローがシャンパンシャワーではしゃぐ姿も、上原がシャンパンでシャンプーをしている愉快な姿を見ても、これまでのつらい練習や彼らが自分に課した試練を乗り越える姿に見えてくる。そこに見えているものはきっと、ワタシ自身の高校時代や中学時代の厳しい練習を頑張った姿が映し出されているのかもしれないですね。



「僕の前に道はない

　　僕の後ろに道は出来る」

　（高村光太郎「道程」より）