新・CHOCOっと日記

カポエイラ、ザ☆バケッターズ、ゲーム、
子育て、バイクなど気が向いたら好きなこと書いてます

楽器として

2006-03-23 | CAPOEIRA
ここのところ、ビリンバウを楽器として見る目がついてきた。これまで演奏にはまったく無関係なところで生活を送っていたわけで、カポエイラに携わり実際に楽器を演奏していても、「演奏している」感覚になれなかった。なれていないということは自覚をしていないということ。ザ☆バケッターズで「音楽」を意識することに触れ(まだ冬眠中ですが…)、新しい分野が開けたことで自覚が生まれたのだろうか。カポエイリスタとして、カポエイラで用いるビリンバウこそが「ビリンバウ」であって、その材料から細部にいたるデティールまで自分のメストレから教えてもらうものが正しいと思う。しかしバンドではそうはいかない。気持ちの良い領域をより高めるために、本来のビオーラの音ではないチューニングを保つことや、そのチューニングを絶えず確認できるようにビリーバにチューナーをつけて演奏すること、ペドラをドブラォンにかえること、アラーミの太さをかえること、カシシの有無、大きさ、中の材料、バケッタの太さ、長さ。
ここまでいじくると、かえって開き直ってしまう。譲れない部分が大きかった当初に比べ、この開き直りのおかげで自分の中にもう一人のビリンバウ奏者が生まれたような気分だ。もちろん、この新旧の感覚がともに刺激しあい、いい音楽が生まれることを常に望む。