縄文人の志葉楽さんのブログ

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●しんとう【神道】かんながらの道。

2021年01月15日 12時51分16秒 | ●神道
●しんとう【神道】かんながらの道。
 日本の民族信仰として伝えられた道。天照大神(あまてらすおおみかみ)を始め国家的・民族的な基礎を持つ神々を祭り、その教えを尊ぶ信仰。
★神道 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/神道
神道(しんとう、しんどう)は、日本の宗教。惟神道(かんながらのみち)ともいう。教典や具体的な教えはなく、開祖もいない。神話、八百万の神、自然や自然現象などにもとづくアニミズム的・祖霊崇拝的な民族宗教である。
自然と神とは一体として認識され、神と人間を結ぶ具体的作法が祭祀であり、その祭祀を行う場所が神社であり、聖域とされた。

★由来と教義 https://ja.wikipedia.org/wiki/神道#由来と教義
神道の起源は非常に古く、日本の風土や日本人の生活習慣に基づき、自然に生じた神観念である。このためキリスト教、仏教のような開祖が存在せず、縄文時代を起点に弥生時代から古墳時代にかけてその原型が形成されたと考えられている。
「神道」という名称については「かんながらの道(神道)」と言う意味である。中国の『易経』や『晋書』の中にみえる神道は「神(あや)しき道」という意味であり、これは日本の神道観念とは性質が異なる別個のものである。同様のケースに、卑弥呼の時代の宗教感に対し鬼道という表現がなされるが、これは当時の中国における鬼道が異国の諸宗教に対して用いられていた。
このことからも、日本での呼称とはまったくの別物であることが分かる。

★改めて学ぶ「神道」って何? 神道の葬式が少ないのはなぜか
(玉川将人:SOBANI編集部)2020/09/13
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/62063
教祖や開祖がいない神道
 まずは神道とはなにか、仏教とどのように関わりあって現代に至るのかをおさえておきましょう。
 神道は日本特有の宗教です。キリスト教のイエス、イスラム教のムハンマド、仏教の釈迦のような教祖や開祖が神道にはいませんし、『聖書』や『コーラン』『法華経』などの経典もありません。
 つまり、特定の象徴やよりどころをもたずに、自然崇拝や祖霊(先祖の霊)、また八百万の神などといいますが、そういった自然発生的ともいえる神々の観念に基づく信仰が神道の基盤です。
 仏教伝来よりも以前に日本人の文化・生活の中に浸透し、大切にされてきた宗教です。

★天皇と神道の関係 | 仏壇・仏具のことなら「いい仏壇」
https://www.e-butsudan.com/guide/1624/
神道(しんとう、しんどう)は天津神、国津神、祖霊をまつる日本古来の宗教で、新天皇即位後に行われる大嘗祭や、収穫に感謝する新嘗祭、元旦の四方拝など皇室独特の行事とも深い関係があります。太陽や月、海や山、植物や動物など身の回りのあらゆるものに神聖な存在を認め敬う信仰に基づいており、初詣、門松、お月見、七五三詣りや節句などの形で現代の生活にも深く根付いています。そこで今回は、天皇と神道の関係について歴史を追って解説しましょう。
目次
1.神道とは?
2.神道の分類
3.古代の天皇と神道
4.天皇と仏教
5.近現代の天皇と神道
6.まとめ

★神道とは何か(神道について) -市谷亀岡八幡宮
http://ichigayahachiman.or.jp/shinto/index.html
明確な起源はなく、
日本の風土の中で長い時間をかけて醸成
神道とは何か我国固有の民族信仰、自然や祖先神の信仰を中心としています。
古来の民間信仰が、外来思想である仏教儒教道教の影響を受けつつ成立し理論化されたもの。
神道は自然宗教、民族宗教とされるので、その起源は明確ではなく、長い歴史の中で醸成されてきた信仰として考えなければなりません。
神祇祭祀、神社神道が種々の面で整備されるのは律令期もしくはその直前であり、それらの基本となる信仰形態はそれ以前から存在しました。
それらが大陸的文物(外部からの知的刺激)の強い影響を受けた段階で整備されたものと言えます。

★「神道」とは何か?仏教との関係や歴史・起源を3つの視点から解説
https://biz.trans-suite.jp/7639
神社は身近な存在だけれど、「神道」についてはよく知らないという人が多いのではないでしょうか。日本固有の宗教でありながらベールに包まれたような「神道」について、きちんと説明できないもどかしさはありませんか?
ここでは主に神道の歴史についてわかりやすくまとめて解説しますので、参考にしてください。
目次
1 「神道」とは?
1.1 「神道」の定義は「日本固有の民俗宗教」
1.2 「神道」の起源と概念は多重構造になっている
2 民族的風習としての「神道」とは?
2.1 古代は素朴な「自然信仰」だった
3 思想的解釈を加えた「神道」とは?
3.1 聖典が『日本書紀』と『古事記』となる
3.2 『日本書紀』において「天照大御神」が最高神とされる
3.3 奈良時代には仏教と結びついて「神仏習合」となる
3.4 神道で「死」は扱わない
3.5 神仏を調和させる理論「本地垂迹説」が成立する
4 政治支配に利用された「神道」とは?
4.1 明治維新により「神仏分離令」が発布される
4.2 明治政府により「民間信仰禁止政策」がとられる
4.3 明治政府により「国家神道」が作られGHQにより解体される
4.4 現代における「神道」
5 神道は英語で「Shinto」「Shintoism」
6 まとめ

★日本人にとって神(カミ)とは | nippon.com
https://www.nippon.com/ja/in-depth/a02902/      2014/02/26
  橋爪 大三郎
宗教といって多くの日本人が思い浮かべるのは「神様」「仏様」だろう。
特に「神(カミ)」は仏教伝来前からの信仰対象だ。
日本では古代から近代まで神(カミ)はどのように考えられてきたのか。
・God、神、カミ
Godを、日本語では「神」と訳し、カミと発音する。これが間違いのもとかもしれない。God、神、カミ、を別々のものと考えよう。
Godは、一神教の神のこと。世界で一つしかないものだから、英語の習慣で、大文字で書く。小文字でgodと書くと、あっちこっちにいる多神教の神という意味になってしまう。
漢字で神と書くと、中国語の「神」の意味になる。精神、神経という場合は、人間の精神現象という意味。神のような存在も表すが、決してランクの高い存在ではない。いちばんランクの高いものは、天とか上帝とか呼ぶことになっている。
日本古来のカミは、ひとことで言えば、自然現象を人格化したもの。『古事記』『日本書紀』に登場するカミや、神社に祀られるカミはむろんのこと、太陽や月や、風や雨や海や、大きな木や岩や、動植物も人間も、並み外れたものはみな、カミである。江戸時代の国学者・本居宣長(もとおり・のりなが)はこのように、日本のカミを定義する。彼によると、人間に「あはれ」と感動を与えるものはみな、カミなのだ。
このように考える日本人にとって、この国土は、豊かな自然に恵まれ、至るところにカミが臨在している、カミの国である。カミの国を外国語に訳して、狂信的な国粋主義の表現のように誤解されることがあるが、もともとの意味はそうしたものではない。

★神道について - 神社人
https://jinjajin.jp/modules/contents/index.php?content_id=18
・神道について
「神道」は、日本を代表する「宗教」の一つに数えられますが、実際、「神道」は「宗教」というには、その「教え」に代わるものがなく、一般的な宗教概念からみると明らかに異彩を放っております。その本質的理解に及べば、「神道」は「宗教」というよりはむしろ、古代人の「考え方」や「姿勢」を習慣化したものに近く、どちらかと言えば、「イデオロギー」や「ライフ・スタイル」に近い性質を持っていると言えます。
・一般宗教との違い
  項目       神道          一般宗教
  1.信仰対象   多神教(八百万の神々)  一神教(唯一神)
  2.教義・教典  なし          あり(仏典・聖書など)
  3.主体性    崇敬者側(氏子)    教団側
  4.布教活動   なし          あり
  5.信仰物    依り代崇拝       偶像崇拝
このように、「神道」は「宗教」というには、あまりにもその性質が異なっており、「宗教」という言葉の定義からみると、かなり逸脱した存在であることが分かります。

★神道の成り立ちと歴史 - LIVE JAPAN (日本の旅行・観光・体験 ...
https://livejapan.com/ja/article-a0000246/ 2016/03/22
鳥居と呼ばれる赤い門に象徴される神社は、日本の歴史、社会、伝統、習慣、民話、そして伝説に最も大きな影響を与えてきた。しかし実際、「神道とは何か?」を理解するのは難しい。何しろ経典などの書物がなく、また神とそうでないものの境界線もわかりにくいため、なかには宗教とは言いがたいと考える人もいる。

★鳥居について - 神社本庁
https://www.jinjahoncho.or.jp/omairi/jinja_no_namae/torii
私たちが神社にお参りをするとき、まず鳥居を目にします。鳥居は神社を表示し、また神社の神聖さを象徴する建造物ともいえます。鳥居は神社の内と外を分ける境に立てられ、鳥居の内は神様がお鎮まりになる御神域として尊ばれます。また、特定の神殿(本殿)を持たず、山など自然物を御神体、または依代としてお祀りしている神社の中には、その前に鳥居が立てられ、神様の御存在を現すものとして重視されています。
鳥居の起源については、天照大御神が天の岩屋にお隠れになった際に、八百万の神々が鶏を鳴せましたが、このとき鶏が止まった木を鳥居の起源であるとする説や、外国からの渡来説などがあります。
鳥居は、その材質・構造も多種多様で、それぞれの神社により形態が異なります。一説には六十数種類の形態があるともいわれており、代表的なものとしては、鳥居上部の横柱が一直線になっている神明鳥居と、この横柱の両端が上向きに反っている明神鳥居があります。このほか、形態では明神鳥居の横柱上部に合掌形の破風のついた山王鳥居や、また朱塗りの稲荷鳥居など特徴的なものがあります。
起源や形態などさまざまではありますが、鳥居を見ると神聖さを感じるのは、我々日本人の共通した考え方ではないかと思います。
目次
おまいりする
お作法
参拝方法
神社でのご祈願について
玉串の意味について
お賽銭について
参拝の際に鳴らす鈴について
お神札、お守りについて
「初穂料」など、お供えするときの表書き方について
おみくじについて
御朱印
神道での唱えことばについて
節目ごとの行事
出産と育児に関する神事について
七五三
厄祓いについて
神前結婚式について
長寿を祝う神事について
節供
服忌
甘酒
神社の名前や境内にあるもの
氏神と崇敬神社について
境内の小さな神社について
社殿について
鳥居について
狛犬について
○○神宮、○○神社の名称について
神社の紋章について
        海外神社

★鳥居の意味と起源と歴史。色・種類・形状・数・大きさ・材質の違いと意味は?
https://jpnculture.net/torii/       2020/12/23
朱色の鳥居、石で作られた白っぽい鳥居、見慣れない形をした鳥居などなど、鳥居の形状や色、数、大きさは、神社仏閣によってさまざまですが、どういう意味があるのでしょうか?
今回は、鳥居についていろいろ調べてみましよう!

★鳥居の意味や由来は?白と朱色の違いは?名称まとめ | Free Life通信
https://freelifetuusin.xyz/wp/torii/post-23.html
その種類は、細かく分けると100種類以上だとか・・・。今回は【神明系】の鳥居について形や種類は? 特徴や、違い、材質などをまとめました。
目次
1 鳥居の意味・由来とは?
2 朱色や白の理由は?
3 各部の名称は?
4 まとめ

★鳥居 - Wikipedia     https://ja.wikipedia.org/wiki/鳥居
鳥居(とりい)とは、神社などにおいて神域と人間が住む俗界を区画するもの(結界)であり、神域への入口を示すもの。一種の「門」である。
・構造
2本の柱の上に笠木(かさぎ)、2層の水平材とする場合に上層の笠木に接して島木(しまぎ)を渡す。その下に貫(ぬき)を入れて柱を固定したのが一般的な鳥居の構造である。他に、貫と笠木の間に額束(がくづか)を建てることがあり、柱下部に亀腹(かめばら。饅頭ともいう)を施したり、掘立であれば根巻きや根巻き石(ねまきいし)を施すことがある。笠木と柱の間に台輪(だいわ)という円形の保護材をつける例もある。
鳥居の分類は大別すると、柱や笠木など主要部材に「照り」や「反り」、(柱の円柱加工を含まない曲線を表す加工)があるかないかである。照りや反りが施された代表例としては明神鳥居(みょうじんとりい)があり、 それらが施されない代表的な例としては神明鳥居(しんめいとりい)があげられる。
・鳥居の種類
A「神明鳥居(Shinmei torii)」
B「鹿島鳥居(Kashima torii)」
C「明神鳥居(Myōjin torii)」
D「八幡鳥居(Hachiman torii)」
E「春日鳥居(Kasuga torii)」
F「中山鳥居(Nakayama torii)」
G「外宮鳥居(Gekū torii)」
H「三柱鳥居(Mihashira torii)」
I「三輪鳥居(Miwa torii)」
J「両部鳥居(Ryōbu torii)」

★三柱鳥居 - Wikipedia   https://ja.wikipedia.org/wiki/三柱鳥居
三柱鳥居(みはしらとりい)は、鳥居を3基組み合わせたものをいう。 正三角形平面に組み合わされ、隣り合う鳥居同士が柱を共有するため柱は3本である。笠木は井桁状に組まれ、貫は柱を貫かない。神明鳥居を組み合わせたものや、木嶋神社の例のように、笠木に曲線を施したものを組み合わせたものが見られる。

★木嶋神社が三柱鳥居のルーツ?宇宙の中心説、キリスト教の遺跡説、秦氏説について
5.4万 回視聴・2020/02/06・https://youtu.be/QUsZGpRpJgg
ハテナ見聞録  チャンネル登録者数 9.09万人
京都市右京区太秦にある「木嶋神社」。
木嶋神社には、三本の柱からなる珍しい「三柱鳥居」があります。
ここが三柱鳥居のルーツとも言われているそうですが、果たしてその正体とは何なのでしょうか。
★おすすめ動画
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https://youtu.be/IZfOQm78TWA
・謎の古代文字!ホツマツタエとヲシテ文字に秘められた謎
https://youtu.be/7f7KKaj9hJg

★鳥居の謎 by
1万 回視聴 2015/08/22  https://youtu.be/9B_ZwZhwAI0
Hiroshi Hayashi  チャンネル登録者数 4.46万人
15411432+1261 Japanese Tori-i(鳥居の謎) +Malta's Hypogeum vs Karakusa Pattern in Japan マルタの地下都市の壁画 vs唐草模様
Mystery of Sephirothic Tree (Tree of Life).
生命の樹の謎
日本の「生命の樹」
五重塔の相輪は、生命の樹だった!
生命の樹(せいめいのき、英語:Tree of Life)は、旧約聖書の創世記(2章9節以降)にエデンの園の中央に植えられた木。命の木とも訳される。生命の樹の実を食べると、神に等しき永遠の命を得るとされる。
カバラ(ユダヤ教神秘主義)ではセフィロトの木(英語: Sephirothic tree)という。
ヤハウェ・エロヒムが、アダムとエヴァをエデンの園から追放した理由は、知恵の樹の実を食べた人間が、生命の樹の実までも食べて永遠の生命を得、唯一絶対の神である自身の地位が脅かされることを恐れたためである。(ウィキペディア百科事典)

★八咫烏の謎(3本足のカラス)byはやし浩司
67,095 回視聴  2013/01/12 https://youtu.be/WVEEEurGafY
Hiroshi Hayashi
チャンネル登録者数 4.46万人
159 八咫烏(やた・がらす)Yata Garasu
神武天皇を助けたと言われる、八咫烏(やたがらす)。
伝説上の鳥で、実在しなかったということになっています。
が、実在した。
その証拠を、お見せします。
なおこうした私の意見に対して、「こじつけ」と思う人がいるかもしれません。
しかしそれを「中国文化の影響」と、断定し「古来、(3)という数字が好まれたから、3本足になった」というのも、同じく、(こじつけ)ではないでしょうか。
こじつけなら、こじつけで、しっかりと証拠を見せるべきではないでしょうか。
なお日本語では、脚(大腿部から下全体)を、「足」と言います。
英語では、「leg」「foot」を、使い分けています。
つまり「足」というときは、脚と足先を意味します。
そんなところに、誤解の原因があったのではないでしょうか。
「3本足の烏」は、いました。
その「3本足」が、「3本の脚をもった」と誤解されたわけです。
実際には、「3本のFoot」だったわけです。
つまり「3本足のカラス」です。
「神」と呼ぶにふさわしい、「3本足のカラス」です。
どうか、お楽しみください。
2013/01/12
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★鎮守の森 - Wikipedia   https://ja.wikipedia.org/wiki/鎮守の森
鎮守の森(ちんじゅのもり)とは、日本において、神社(鎮守神)に付随して境内やその周辺に、神殿や参道、拝所を囲むように設定・維持されている森林である。鎮守の杜とも。 古神道における神奈備(かむなび・かんなび)という神が鎮座する森のことで、神代・上代(かみしろ)ともいう。
・その意味
鎮守の森というのは、多くの神社を囲むようにして存在した森林のことで、杜の字をあてることも多い。「神社」と書いて「もり」と読ませている例もあり、古神道から神社神道が派生したことがうかがえる。また、「社叢」(しゃそう)と称されることも多い。
現代において、神社神道の神体は本殿や拝殿などの、注連縄の張られた「社」であり、それを囲むものが鎮守の森であると理解されている。本来の神道の源流である古神道には、神籬(ひもろぎ)・磐座(いわくら)信仰があり、森林や森林に覆われた土地、山岳(霊峰富士など)・巨石や海や河川(岩礁や滝など特徴的な場所)など自然そのものが信仰の対象になっている。神社境内や山中では、幹・枝ぶりが特徴的な樹木や巨木が神木と崇められている例も多い。
神社神道の神社も、元々はこのような神域や、常世(とこよ)と現世(うつしよ)の端境と考えられた、神籬や磐座のある場所に建立されたものがほとんどで、境内に神体としての神木や霊石なども見ることができる。そして古神道そのままに、奈良県の三輪山を信仰する大神神社のように山そのものが御神体、神霊の依り代とされる神社は今日でも各地に見られる。なかには本殿や拝殿さえ存在しない神社もあり、森林やその丘を神体としているものなどがあり、日本の自然崇拝・精霊崇拝でもある古神道を今に伝えている。
宮脇昭によれば、「鎮守の森」は国際植生学会では学術用語として用いられるという。
・人工的に作られた例
これらと逆に、神社のために鎮守の森が作られた例もある。特に有名なのが明治神宮である。台湾などからの献木で持ち込まれた樹種もあるが、基本方針として本来その地にあるべき植生(潜在自然植生)に配慮し、将来的には天然更新によって、自然な鎮守の森らしくなるよう計画されたものである。なお、春日山は、世界遺産に登録される際、この点が考慮されて自然遺産ではなく、文化遺産とされた。

★鎮守の森について
かつてはたくさんあった鎮守の森
https://www.suginamigaku.org/2009/01/about-sacred-grove.html
鎮守の森とは、神社周囲にある樹林のことです。古来、地域の自然を神様として祭った場所が神社であり、その象徴が鎮守の森だったのです。かつては各集落ごとにさまざまな神社がありましたが、明治39年(1906)にその数を減らすために行われた神社合祀令(じんじゃごうしれい)によってその数が激減しました。また敗戦は国民の神道離れとなって神社や鎮守の森に対する崇拝(すうはい)の念を薄れさせ、鎮守の森は荒れていきました。そして、その後の高度成長に伴う都市化の進展は神社へも押しよせ、駐車場となった森や、ビル街のなかで鳥居だけになった神社などが登場しています。幸いなことに杉並区に残る神社には、まだまだ森が残っているところも多く、境内に入るとしばしの静寂を感じられる雰囲気が漂っています。
 
◆国宝 大崎八幡宮:神社とまつりの知識 鎮守の森の緑を守り育てましょう
https://www.oosaki-hachiman.or.jp/knowlege/forest.html
日本人の日常生活の中で、神社が重要な役割をもってきたことは今さらいうまでもありません。そこに祭られる神々や社殿の形式などは違っていても、人々の生活とかかわりのあるところには必ずといってよいほど、その土地や人々が氏人を守護する神社が祀ってあり、その地域共同体の精神的シンボルとなっています。
遠くからもそれとわかる神社の鎮座する木立は、「鎮守(ちんじゅ)の森」として昔から人々に親しまれ、畏敬を受けてきました。神社の参道には鳥居があり、そこが神域であることを示しています。鳥居をくぐると左右に狛犬(こまいぬ)が置いてあります。魔よけのため置かれる獅子に似た一対の霊獣で、古くから神前に置くことが行われています。また手水舎があり、神前に進む前に清らかな水で手を洗い口をすすぎ心身を清めます。
境内には舞殿(神楽殿)や御輿蔵(みこしぐら)があり、さらに進むと御社殿が木立の中に鎮まりまし、地域の人々の祈りや願い、祖先から受け継いだ歴史の重みやぬくもりが無言のうちに伝わってきます。このような境内の配置や森の姿は、一応の定形はあるものの、地形を生かしてそれぞれ地方独特のものをつくり出しています。
 
◆鎮守の森 ■第35号(2007.4発行) 特集:日本人が森に学ぶこと。 
https://www.nishigaki-lumber.co.jp/site/wp-content/uploads/2018/06/8aa83ba517d6e3b872c3eebd197d880e.pdf
鎮守の森―日本の原風景に、人と森の未来を探る。
岐阜大学名誉教授/日本社叢学会 副理事長 林進(談)
1.「村祭り」が描く、日本の風景。
2.そして、神様は村に降りてくる。
3.畏れる森、親しむ森。
4.受け継いできたのは、「守り育てる仕組み」。
5.遠ざかる鎮守の森。薄れる自然とのつながり。
6.もういちど、森を通して感じるものへ。
7.林業にも「仕組み」を取り戻そう。
8.人と森との、新しい関係へ。季節の祭りに、地域の人々が集う神社やお寺。そこに必ずあるのが、「鎮守の森(社叢)」です。日本の原風景ともいうべき鎮守の森には、森林国ならではの独特の森への関わり方がありました。その歴史をひもときながら、日本人と森林のこれからの関係、そして、林業の将来の姿を考えます。
■1.「村祭り」が描く、日本の風景。「村の鎮守の神様の 今日はめでたい御祭り日・・・」――唱歌『村祭り』の冒頭部分です。「鎮守の神様」とは、その地域をつかさどり、守ってくれる神様のことです。人々は、鎮守の神様にお参りすることで一日を始め、様々な祭りを催して豊作を祈願し、地域の安全を願いました。
季節の移り変わりも、人生の節目も、鎮守の神様とかかわりながら体験していたといってもよいでしょう。そこは、暮らしのごく身近にある「祈りの場」でした。立派な社殿や鳥居が建っているとは限りません。けれど、森は必ずありました。なぜなら、森そのものが信仰の対象だったからです。

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