暦では、立春から数えて88日目を「八十八夜」という。春から夏へと季節が変わる境目だ。早いもんで、もう「5月」だね。「夏も近づく八十八夜、野にも山にも若葉が茂る」なんて、昔の唄を思い出す。その八十八夜に摘んだお茶を「一番茶」といって、昔から、不老長寿の縁起物とされていた。確かに新茶の芽には、冬を越してくる間に蓄えられた旨み成分のテアニンが豊富に含まれているらしい。日本茶のはじまりは、奈良時代に仏教などといっしょに日本に伝わったとされる。、鎌倉時代に、栄西禅師が記した『喫茶養生記』には「茶は養生の仙薬なり」という記述があって、昔は薬として飲まれていたことがわかっている。ちなみに、緑茶には、カテキン、ビタミン、テアニンなどが含まれ、口臭予防、虫歯予防、整腸作用、疲労回復、さらには抗がん作用や美肌、老化防止など、多くの効用があるらしい。ってなわけで、「お茶」は身体にイイらしい。「こだわって」毎日、お茶を飲もうじゃないの!
おしまい
おしまい
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