なんとも愚かなことだろう。
集団心理、無知、軍事教育など、今も続く社会問題がそのまま含まれている。
権力者への忖度は、100年前も今も変わらない。そんな事を感じながら見ていました。
幼い頃、祖母から関東大震災で多くの人が焼け出された話はよく聞かされて、被服廠跡の話も聞きました。友人は母親から聞かされれていたと言います。その時に、朝鮮人虐殺については誰も語ってくれなかった。もしかしたら、私が話を聞いた人たちは知らなかったのかもしれないし、知っていても黙っていたのかもしれない。
何故、人は集団心理に流されてしまうのでしょう。その集団の中にいれば守られるし,安心して生活出来るから?
違うと思う。
安心して生活出来ていないから、誰かを悪者にしたり、弱者を虐めたりするのだと思う。
この映画で、在郷軍人が自警団になり先頭に立って虐殺を指揮した形になっている。国を守るとは何なのだろう。
朝鮮人だけでなく日本人も何人も殺害されていて、耳の聞こえなかった人、琉球人、方言の違い、共産主義者などいるようです。
両国に相撲を見に行かれる方は、足を伸ばして横網町公園に行ってみることをお勧めします。その場所が火災で多くの人が亡くなった被服廠跡だそうです。
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