辻井伸行さんのピアノ演奏{月光}を聞いていたら、亡き息子「H」の幼少時を想い出した。
3歳で父親を亡くして、私と二人暮らしをしていた頃です・・
小学校へ上がる前からピアノを習わせ始めていました。
私が音楽好きですから、その血を引いていれば必ず才能がある・・
なんて、勝手に思い込んでいたからでした。
国立音大からピアノの先生に自宅へ来て頂いて、レッスンしたものでしたが・・
母親の思いとは裏腹にピアノには全然興味を示さず、先生が来ると嬉しくて
遊び始める始末です。
先生を馬にして馬乗りしたり、肩車をしてもらったり・・
そんな事をしている内に1時間は過ぎてしまいました。
その内に、先生が言いました・・
「お母さん! これではレッスン料は頂けませんのでやめさせてください」
習い事は本人が希望してからにするものだと、学びました。
でも、成長するにつれて、息子は音楽が好きになりました・・
中学生になるとギターを独学で学びました。
歌も歌える人になりました。
やはり・・私の血を引いていましたよ・・
ある時・・聞きなれたピアノの曲が流れました。
なんと・・息子が月光を弾いていました。
触り程度のものでしたが・・
高校生の時でした。
だから・・月光を聞くと、息子を想い出して涙が出ます・・
辻井伸行「月光」1楽章ベートーヴェン31歳ドイツBeethoven "Moonlight" 1st Movement
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