一般社団法人こもれびぎふ代表 太鼓仲間のSさん
岐阜は郡上の片田舎に古民家を購入し 普段から地域の方々に開放したり
ひきこもり支援としてイベントを開催したり・・・と精力的に活動されてる。
わたしも昨年あたり?から時々声をかけていただき
朴葉寿司作りや 落語やミニコンサートに出かけたり なんと太鼓演奏にも二度参加。
また子どもゆめ基金助成活動として≪イキイキ・ワクワク匠の町≫を2013年から開催されてるとのこと。
厳しい経済社会状況の中、非正規労働者・フリーター・ニート・ひきこもりの増加、核家族化・いじめ・虐待と、子ども若者達を取り巻く環境は年々複雑化しています。模擬都市「イキイキ・ワクワクタウン」では、人と関わりながら子ども達同士が主体となって、様々な仕事体験を通し、働くことを知り、主体性や意思決定力など、将来に通じるベースとなる力を育み、また、子ども達とボランティアの若者や地域住民など様々な年代の人と共に活動することで、お互いの理解を深められる機会に繋がっていくことを目的に開催します。
子どもが主役で、遊んで学んで働いて、お給料で買い物して・・・最高の夏休み!
キッザニアのミニミニ版? 参加できる子どもは小学生のみ
小学校1年となったばたるに「参加してみない?」と声をかけていただいた。
7月下旬オリエンテーション
8月22日 職業体験としてパン作りに参加
保護者はシャットアウト! パン作りの先生とお手伝いとしてボランテイアママさん数名。
なんとわたしもボランティアババさんを頼まれてて ばたるとは別テーブルでお手伝い。
早速お給料として200ドリをいただく。
これで明日のランチ代はOK! ということになるわけでして。
翌23日は120名?の子どもたちが集合!
ここでも保護者シャットアウト!
ところがまたもやスタッフを頼まれてて ゲストのお世話係。
というのも ゲストは我が師匠を含む和太鼓邦楽演奏集団・打歓人だったもんだから。
フルメンバーではなく3人 プラス元打歓人メンバー1人ですが。
子どもたちの職業体験やランチが終わり すべて片付けてからの演奏・ワークショップ
大いに盛り上がり あとでばたるいわく
「だかんと ってすごいね!! あかほりせんせいきんにくモリモリだね!!
れんしゅうのときとちがってすっごいね! みなおした!」
見直した!とはちと生意気発言(汗、、)
よく練習に付き合ってくれてるから先生のこと知ってるんですよね。
話は前後してしまうけど・・・
始まってしばらくしたらばたるが来て
「ジュースを100ドリでもう飲んじゃったからランチが食べれない・・」
などと言い始めたら Sさんがすかさずやってきて
「今はばあばには頼れません どうしたの? ・・じゃあ仕事して稼いでからにしなさい」
連れていかれました・・どの部屋で何をしてるのか全く様子わからず。
(あとで話してくれたところによると・・大工さんコーナーでかんな屑を集める仕事してたそうな)
が・・ビューティーコーナーでネイルのお世話係をしていて ふとカフェを見ると
あらまっ! いつの間にかランチを食べてる! 急いで一枚だけ写真を撮る。
・・・一人でかわいそう・・・
ほとんどの子が地元でお友だちや兄弟姉妹の参加だもんね。
だま~って食べてるばたる見てたら気の毒になっちゃって。。
匠の町会場の事務所で偶然見かけたポスター・・岐阜市科学館へ寄っていくことにする。
骨格やら鳴き声再現やら化石やら いろいろ楽しめた様子。
おまけに専用ゴーグルをかけてVRを初体験!(しっかり別料金!)
3Dは小さな子の脳に良くないとのことで2Dで体験
わたしも酔っちゃいそうな気がして2D。
数分だけど迫力ある恐竜の世界に身を置いたわたしも興奮!
大好きな本もお買い上げ~! な~んて優しいばあばだこと・・なんちゃって。
その日の夜Sさんから
「今日は遠いところ(略)」とともにランチの様子を撮った写真が送られてきた。
それを見たばたる「さびしそうにみえるでしょ?」と聞くから
そうね・・一人だったもんね・・寂しかったよね と答える。
「寂しそうに食べてますねぇ」とSさんに返事をすると
「寂しそうだと思わないでください。見知らぬ集団の中で頑張って一人で食べることができたのですから、ほめてあげてください。」
ガーン! そっか! そういう角度からみてやらなきゃいけないんだ!
また一つ教えてくれたSさんに感謝!
泣けてきた。。
ばたる抱きしめ頭ぐしゃぐしゃして う~んと褒めてやりましたよ。
祖母・孫ともにいい経験になったイベント参加となりにけり。
後日 Sさんいわく
「女の子二人ランチ食べれなかったんだよ、ママと一緒じゃなきゃイヤって。
スタッフの人が持って帰らせます?と聞きに来たから持たせんでいい、って言ったわ。
それも社会勉強の一つなんだから。
見知らぬ子どもばかりの中で、一人で注文して、一人で食べれたばたるくんはすごい!
1年生になったばかりなのによく頑張ったよ」
わたしの『お付き合い』に無理やり付き合ってもらった感じでしたが
「オラに合った仕事が見つかって、いっぱいお給料もらえていっぱい買い物できた」
「想像してたよりう~んと楽しかった!」の言葉に救われました
一方向から見ることのできない私なので
友人の言葉はいろいろ気付かせてもらうことが多いですね。
この歳では衰退するものが多く、成長なんて難しいけど
今後に生かせるよう気を付けて過ごしたいと思いました!
バタル君の成長より
ヨッコさんの成長のがめざましかったのでは?
寂しそう・・っていう自分の感情を持っただけで
「ばたるの頑張りを褒めてあげて」と言われ
なるほど
物事一方向からしか見てないことに気付かせてもらいました!
いろんな面で些細なことでももっと褒めてやらなきゃ、と反省。