昨年11月15日(土) 紅葉真っ盛りの京都・奈良へ 第3回西国お参り。
写真やメモを見て思い出しながらの記録です。
バス2台 ほとんど満席 走行距離約330キロ
奈良県内の道路では 天皇皇后両陛下が ≪第34回全国豊かな海づくり大会≫ に
ご出席されるとのことで普段より混んでる との情報をチラリと耳にしました。
海に面してない奈良で豊かな海づくり大会?
数年前岐阜でもあったようです。
手入れの行き届いた豊かな森林がきれいな川をつくり 豊かな海づくりに繋がっていく
ということらしいです。
話しがそれました・・・
今回は非常にハードな行程で 時間もきちきちに組んであったようです。
帰宅時間は大幅に遅れ 疲れた一日となりにけり。。
【11番 上醍醐寺(かみだいごじ)】 ご本尊:准胝観世音
こちらも世界文化遺産
調べたところ本来ならこちら≪准胝堂≫(じゅんていどう)へお参りするのですが
(多くの伽藍があり時間かけてゆっくり見て回りたい!って気持ちになりました)
現在は平成20年8月の落雷が原因による火災により焼失したため
ずっと山の下にある下醍醐にご本尊が安置されてるとのこと。
それにしても下醍醐も広い広い敷地で見所満載のよう!
が・・・今回の先達さん・・・何の説明もなしにタッタカタッタカ速足でお参り。
左奥から観音堂に上がれるようになっておりこちらでお参り
こちら金堂は唯一説明があったところ・・・でもまだ皆が揃っていないのに説明開始
三宝院唐門
木の組み方に惚れ惚れした 五重塔
こちらも自分で勝手に見に行っただけで あとで調べりゃ
創建当時(951年)のまま現在に残る五重塔とのこと(修理は何度もされてるようですが)
また内部の壁画も国宝に指定されており 壁画中の空海像は同人の肖像として
現存最古のものである・・・とのことでした。
西大門(仁王門)
仁王様の写真を撮ったり
おっ! 紅葉きれいだわ~~ とパチリ ・・・
そんなことしてるもんだから駐車場がわからなくなって 仲間らしき人を見つけた時はホッ!
集合時間も言われなかったので慌てて戻ってくれば・・・
納経所が混んでて 添乗員さんまだ戻ってこないとのことで バスの中で30分待ち。
何の説明もない速足の先達さんに 皆不満だったようで
そのことをご本人に伝えた人がいたようです。
次のお寺さんへ向かうため再びバスが動き始めてすぐ
「私は足が速いそうですので 今後はこちらの方に先頭を歩いて頂きますから。
でも今日はハードスケジュールですから ゆっくり歩いていたら全部回れませんよ」
(お客として参加してた 先達さんの資格を持つ男性がいらしたんです)
何だか機嫌損ねてしまわれたようで・・・
その言い方も感じ良くなくって何だか気まずい雰囲気で 昼食をとるお店へ。
平等院 宇治橋すぐ側にある ≪喜撰茶屋≫ というお店で京料理のお昼。
いやぁ・・・とってもお上品で少食のわたしでも物足りないほど
【10番 三室戸寺(みむろとじ)】 ご本尊:千手観世音
山門
本堂 これ全部 ハスの鉢!
ハスの花咲く7月に またぜひ訪れたいものです。
33年毎にご本尊の御開帳があるそうです。
勝運の牛・・口の中にある玉を触るといいとか 狛兎・・・中で卵型の石を立てれたらいいとか
狛蛇 宇賀神を撫でると 財運(金運)・良運がつくとか
階段を下りると・・・5000坪の大庭園があって 枯山水・池泉・広庭からなり
5月のツツジ(2万株) シャクナゲ(千本) 6月のアジサイ(1万株)
そして今回訪れた秋の紅葉・・・お花を楽しむにはベストなお寺さんのようです。
ここでも集合時間を言われなかったので
「まだいいよね・・・一人じゃないし・・・これだけいれば心強いよね」
親しくなった仲間5~6人と時間を心配しながらの散策でした。
【9番 南円堂(なんえんどう)】 ご本尊:不空羂索観世音
南円堂
京都から奈良へ移動 興福寺境内にある伽藍の一つ 六角形の建物
斜め向かい側にある小さなお堂で お経を上げる僧侶・・・白い肌を持つ外国の方でした
塀には 5つ星ならぬ5つ線 最高級のお寺さんの印です
ワンちゃん 必死に抵抗して動きたくないようです・・・鐘の音がイヤだとか
東金堂 と 五重塔
この向かい側では 中金堂の再建(復元)工事が進められていました。
平成30年(2018年) 落慶予定とのこと。
ここでも納経所が混みバスの中で添乗員さんが戻るのを待つことに。
もうずいぶん日も暮れてきて 次のお寺さんへは1時間ほどかかるらしく
先達さんは時間を気にしてヤキモキ・・・今日お参りするのは難しいかも と言い出されるし。
【8番 長谷寺(はせでら)】 ご本尊:十一面観世音
牡丹で有名な長谷寺・・・知ってはいても訪れるのは初めて!
仁王門を入ると長い登廊が山腹の本道へ通じています
石段の高さがだんだん高くなっているのがわかりますか?
屋根付きの回廊形式で 長さ200m 399段
天井からは長谷型灯籠が下がって風情もひとしお
境内一円で見られるボタンの花もここから見るのが最も美しい・・・らしいです。
途中でこのように二度直角に折れ曲がってます。
本堂
清水寺と同じく舞台式・・・舞台の端っこまで行ってもお寺さんの全景がはいりません。
同じ道をまた引き返し(399段下って) そしてもっと下っていくと
常夜灯の灯りも入りました
長谷寺の塔頭(たっちゅう)寺院 法起院 があります。
【番外 法起院(ほうきいん)】 ご本尊:徳道上人
お参りは 運心 時刻も遅いので火の用心のためろうそくも線香もお供えせず
ここが徳道上人御霊廟で十三重石塔があるよ と言われても・・・
これが ≪はがきの木≫ だよと言われても・・・
予習してなかったわたしはちんぷんかんぷん。
薄暗くなった 5時過ぎに打ちおさめ。
ちょっと距離のあるバス駐車場へ着いた時はもう暗くて・・・
そして例のごとく納経待ちで 5時半にやっと出発です。
そうそう・・・バス車内で待ってる間に先達さんは挨拶され
「わたしはここから電車で帰ります このちょっと上に駅がありますから」
って降りていかれた・・・京都のとあるお寺の住職さんなんですけどね。。
今回の添乗員さんは二人
若いお姉様と中年のおじ様 このおじ様 「昨日は岩屋寺でした・・・」と最初に挨拶。
岩屋寺(45番) って四国88ヶ寺の中でも難所の一つで階段やら坂道やら
ものすごく歩かなきゃいけないのです。
皆の納経帳を背負って往復するのはほんと大変なお仕事です。
疲れておられたのか・・・あとは一切お話されないのです。
普通 バス車内で先達さんとは打ち合わせなどよく話されるものなんですが
こちらも一切ないのです。
以前お世話になった時は きめ細やかに世話焼いてくださったのですが。。
そして40冊近い納経帳を入れたリュックを背負うのはお姉様
おじ様いわく
「なんと酷い奴だとお思いでしょうが 彼女がどうしてもやらせてくれ というものですから」
と一人苦笑いされてるし。。
そんな第3回のお参り・・・今回も長くなりました。
お寺さんやご本尊のいわれには全く触れず なんのこっちゃ…って感じです(汗、、)
目を通してくださったお方様 貴重な時間を拝借してすみませんでした!
そして・・・ありがとうございました!