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青空ーすべてはバランス

レアメタルとレアアース

2023年8月5日(土)晴れ。台風が急旋回するのは昔からあったけど、ほぼバックみたいなのはあまりないのじゃ?なんとなくですけど・・・。

世界の動きが激しい。多くの理由の一つに資源獲得がある。
レアメタルやレアアースという言葉を聞くが、整理してみようと思う。

〇レアメタル
とは、「希少金属」という意味になる言葉みたいです。
自然界から採取されるもので、リチウム(Li)バナジウム(V)マンガン(Mn)などの21種類の「非鉄金属」と、コバルト(Co)タングステン(W)などの10種類の「希土類」 を指すようです。
これらはLEDやリチウムイオン電池、更に合金などの製作に欠かせないもので、中国やアフリカ大陸の諸国で多く産出されており、日本は輸入に頼っているが実情です。

〇レアアース
ではレアアースはどんなものだろう?
「希少な希土類元素」のことだそうだ。ちょっと分からないが・・・。
希少だと判断される「21種類の非鉄金属」と「10種類の希土類」の31種類が「レアメタル」でしたが、更に希少となる17種類の希土類の総称を「レアアース」と呼ぶそうだ。

1794 年フィンランドの学者ガドリンがはじめて発見した。スウェーデンのイッテルビー地方で鉱物の中からイットリア(Y2O3)という金属元素を発見したのが希土類元素の歴史の始まりみたいですね。「まれにしか存在しない」との意味で Rare Earth と命名されている。

レアアース=17種類の希少な金属元素(希土類元素)
Scスカンジウム Yイットリウム Laランタン Ceセリウム
Prプラセオジム Ndネオジム Pmプロメチウム Smサマリウム
Euユウロビウム Gdガドリニウム Tbテルビウム Dyジスプロシウム
Hoホルミウム Erエルビウム Tmツリウム Ybイッテルビウム
Luルテチウム
ほほう!一応把握しておこうか。
スカンジウム(Sc)と
イットリウム(Y)と
ランタノイド(L)=原子番号で57番のランタン(La)~71番のルテチウム(Lu)まで

電子機器の基板の製作などに必要で、テレビやパソコン、スマホを作るには欠かせない元素類となる。
もっと具体的に言えば、電動自動車に不可欠なレアアース磁石の材料であるネオジムやジスプロシウム、HDDガラス基板等の研磨剤や自動車用排ガス触媒に使用されるセリウムやランタン等がある。
希土類の中で原子量が大きいものが重希土類であり、例えば、モーター内部温度が100℃を超えるような用途での磁石には、ジスプロシウムやテルビウムといった重希土類の添加が必要とされている。
生活のいろんな場面で動いて、利便を高めているものに使われているということだね。

産出国として、中国が世界のおよそ90%を占めている
しかし、日本でも南鳥島沖で産出が確認され、大量の埋蔵量があると期待されていますね。早く産出できるようになってほしいね。

独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構と商社の双日株式会社は、 2011年に共同で設立した日豪レアアース株式会社(本社:オランダ・アムステルダム)を通じ、Lynas Rare Earths Limited(本社:豪州・パース)が行う重希土類の生産等に関して出資を行うことになり、日本向けに供給する契約を締結している。
今年も動きがあった。ライナス(Lynas)社が生産するマウント・ウェルド鉱山由来の重希土類であるジスプロシウム及びテルビウムの最大65%を日本向けに供給する契約をライナス社と締結した。これは国内需要の3割程度に相当するものと見込んでいる。 

究極の利便性の陰に、レアメタルやレアアースの血まなこの争奪戦が繰り広げられているようだ。なんとなくですけど・・・なんてボケたことを言ってる場合じゃないね。


資料・参考
経済産業省HPによる

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