2023年11月5日(日)今日も晴れて暖かい日でした。明け方少し雨が降ったみたい。
カテゴリー「アレルギー」のところでTレグ細胞のことを書いている。
100種類以上いると言われるクロストリジウム菌の仲間のうち、ある特定の17種類の細菌が集まると、アレルギーや自己免疫疾患と呼ばれる「免疫の暴走」が招く病気を根本から抑える"特別な物質"を盛んに放出することが分かってきている。
これを発見したのは慶應義塾大学の本田賢也教授。素晴らしい発見をしたものです。
これが私のブログでいつも書いている日本食を食べることにつながってくる。
免疫細胞は、病原菌やウイルスを見つけて攻撃してくれる頼もしい"戦士"なのに、「暴走」して過剰に興奮して花粉や食べ物の成分など無害なものや、体の正常な細胞まで攻撃し、アレルギー(アトピー性皮膚炎・喘息)や自己免疫疾患を引き起こすからたまったものじゃない。
この「免疫の暴走」を抑えるブレーキ役が「Tレグ(Treg)細胞」になる。
このTレグ細胞は、腸内細菌が出す物質の作用で、私たちの腸の中で生み出されていることがわかり、世の中の難病の理由が明確になってきている。
重要なのは
クロストリジウム菌が出す「短鎖脂肪酸」と呼ばれる物質で、中でも「酪酸」と呼ばれる短鎖脂肪酸が重要です。
1種類のクロストリジウム菌だけでも、酪酸を作り出すことはできるけど、17種のクロストリジウム菌が揃うと、その能力が高まる。なぜなのかはまだ解明されていないが、
17種のクロストリジウム菌が何かしら作用し合って、未知の物質を作り出して、それが大量のTレグ細胞を生み出している可能性も考えられている。
腸内細菌同士のコミュニケーションと腸内環境のバランスがこの現代病を治すカギとなっていることは確かだ!!!