2023年11月6日(月)くもりの一日でした。11月にしてこの暖かさ。異常気象という言葉はよく聞いているが、ここまで異常になるのか?
今日は全国的に夏日になった地域が多かったそうだ。ここは最高27℃最低16℃でした。
昨日は「Treg細胞」についてでした。非常に重要な細胞。アレルギーや自己免疫疾患に苦しまれている方々は特に注目してほしい。
この細胞を増やすために必要なのは我慢です。
これまでにもこのブログで書いてきたように、食事が大切です。
日本人にとっては、縄文時代の狩猟採集生活のころ(時代区分により異なるが)から、木の実やキノコなどから多くの食物繊維をとってきたと考えられる。そんな昔から日本人の体は植物繊維により培われてきたと言える。
海藻や根菜などもそうだ。戦前までそんな食物を摂取してきた。
日本人の腸内には、この長い時の流れの中で、食物繊維を好んでエサにするクロストリジウム菌などの腸内細菌が多く住み着くようになったと考えられている。(海藻を分解することが出来る腸内細菌などは、日本人の腸に特有のものとして知られている。)
最近の研究で、日本人の腸内細菌は、食物繊維などを食べて「酪酸」など“免疫力をコントロールするような物質”を出す能力が、他の国の人の腸内細菌よりずば抜けて高いことが分かった。日本人の腸には、こんな素晴らしい能力がDNAに受け継がれているのだ!!!
しかし、とくに戦後の日本人の食生活は大きく欧米的な食生活へと変化し、食物繊維の摂取量も減った。急激な食の変化に、日本人の腸内の腸内細菌のバランスが大きく崩れ、腸内細菌と免疫との関係がおかしくなり、アレルギーや自己免疫疾患など「免疫の暴走」を増加させる一因となっている。
治療方法が確立していないアレルギーや自己免疫疾患は「現代病」と呼ばれ、現在は対症療法しかない。
しかし、難しい治療を受けたり高価な医療費を払っているんなら、同時に昔の日本食を食べて適度な運動をしてみたらどうだろうか?試す価値はあると思う。これは自分自身の意思と我慢で試せる。
水溶性食物繊維を含む野菜・根菜類は特に大切だ。
フラクトオリゴ糖が酪酸菌を増やして酪酸が産生されてTreg細胞が育つ。