前立腺肥大症は、前立腺が大きくなって尿道が狭くなり残尿感を伴う頻尿になる。男性泌尿器の疾患のなかで最も患者数が多い.
この病気も気を付けておかないといけないと思った。
加齢とともに起こるホルモンバランスの変化や炎症などによって、次第に大きくなると考えられているらしい。食事の欧米化なども原因の1つと言われている。
前立腺肥大症による症状は放置したら腎機能が低下する可能性もあり、注意が必要らしい。
病院での検査
「超音波エコー」で大きさを確認する。
「直腸診(肛門から医師が直接指を入れて内壁にしこりや痛みを感じてしまうところがないかを確認する検査 )」で前立腺の形やしこりの有無を確認することもあるらしい。
「尿検査」では尿の成分や排尿の量や残尿の量などを調べる。
「血液検査」(PSA検査)で前立腺がんの可能性なども調べる。
前立腺肥大症の治療法
「薬物療法」
薬には、現在ある症状を緩和させるものと前立腺を小さくするものがある。
7割くらいの人は薬によって日常生活を支障なく過ごせるようになるようだ。
薬をやめると症状が戻る場合が多いので、基本的にはのみ続ける必要がある。
「手術」
薬で改善しない場合には手術を検討する。
「経尿道的前立腺切除術」「経尿道的前立腺核出術」「レーザー前立腺蒸散術」がある。いずれも従来からの手術で、尿道から内視鏡を入れて前立腺の肥大した部分を切り取るものだ。
経尿道的前立腺切除術「TURP」は、尿道から内視鏡を入れて、その先にある電気メスで前立腺を削りとる手術。
経尿道的前立腺核出術「TUEB」は、前立腺をくり抜く手術。主に電気メスを使いが、レーザーを使用することもある。
レーザー前立腺蒸散術は、尿道から挿入した内視鏡に光ファイバーを通し、レーザーを照射して前立腺を蒸散させる。
参考:NHK健康チャンネル