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青空ーすべてはバランス

プラスチック汚染に対する国際条約づくり

2023年5月31日(水)晴れて暖かい日。きのう車検に出していた車が帰ってきた。あと5万キロ乗って20万キロを目指すぞ!!!おー!!!


昨年、国連環境総会で、プラスチック汚染に関する法的拘束力のある条約を作る政府間交渉をすることが決議されたそうです。

この政府間交渉は5回予定されていて、その2回目が今年5月29日~6月2日の予定でフランスのパリで行われている。今回から条約の中身の議論が始まるらしい。
 
おおまかにどんなことを決めるのか?
プラスチックの生産から消費、廃棄に至るまでの全てのサイクル全体で、プラスチック汚染を減らすための方策を決めるため、各国特有の事情を調整しながら交渉をして2024年の末までにとりまとめる。 

増え続ける世界のプラスチック
プラスチックの利用は20世紀後半から急増。
2019年には年間消費量が4億6千万トンにも達している。
これは地球上の人類の総体重に匹敵する量だそうです。
そして、廃棄された量は3億5千万トンというからほぼゴミになっている。
気になるのは、年間2千2百万トン以上が環境中に流出していると推計されていることだ。
今ではよく知られるようになってきた細かく劣化したマイクロプラスチックは、自然に分解することはほとんどないから、海流や風に乗って世界中に拡散している。しかも、その過程で有害な化学物質を吸着する

EUなどの国は、生産・消費の段階から対策を講じることを主張するが、日本や中国は廃棄の段階のリサイクルなどの方策を模索したいと、後ろ向きな姿勢だ。
でも、リサイクルと言っても難しいのだ。現在もリサイクルちゃんとやってるんじゃないの?と思うかもしれないが、実情はこうだ。

リサイクルはちゃんとできてるの?
日本の例では、
有効利用?
ペットボトルなども含め廃プラの排出量は年間824万トンで、そのうち「有効利用」とされているのが87%となっている。未利用が13%。すごい?
この有効利用の内訳をみてみると
プラごみを燃やして電気や熱を生み出し利用(エネルギー回収)・・・63%
リサイクル・・・24%。このリサイクルの16%がなんと輸出。他の国に押し付けてる。相手国が何をしていても数字に表れない。国内で再利用しているのがわずか8%だが、そのうち33万トンの4%が新たなプラ原料として再利用されているにすぎない。

健康に影響は?
ポイ捨てしたり埋め立てしたりで、海に流出したり陸上で空気中に漂ったり、魚を食べたり呼吸したりする中で私たちの体に入ってくる。
呼吸する大気や飲んでいる水、ミネラルウォーターからもマイクロプラスチックが検出されたとの報告が出ている。
私たちは既に毎週5g=クレジットカード1枚分のプラスチックを体内に取り入れているとの試算もある。もちろん体から排出されるけど、だから安全とも言えない。マイクロプラスチックは有害な化学物質を吸着しやすい特徴があるのだ。海の食物連鎖で蓄積するおそれもあり、魚を食べるのも不安な状況だ。
生態系も大丈夫なのか心配だ。

世界が動き出している。生産を減らすのが一番なのだが、それが一番難しい。



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