2020年の幕開けにうれしいニュースが舞い込んだ!
国際地質科学連合は、韓国・釜山で会合を開き、地質学上の一時代を「チバニアン」と命名することに最終承認したと、国立極地研究所などが発表した!よかった!一時はもうダメかと思ったからうれしさ倍増です。
そう、日本国内でのゴタゴタ、内輪もめを世界にさらしてましたから。
その時の状況とチバニアンについてはこちらにあります。
地質学的には258万年前から「更新世」の時代になる。この時代は「ジェラシアン」「カラブリアン」「中期=77万年前から12万6000年前」「後期」と区分されているけど、中期・後期は名前がない。証拠となる確実な場所がなかったから。ところが、千葉県の市原市田淵の養老川沿いの崖面(千葉セクション)がイタリアの候補地とともに中期の証拠となる地層であるとして申請されていたのです。(私は12万6000年前までと理解していたのですが、最近の新聞紙上では12万9000年前までとなっています。)
いろいろと問題がありましたが、これでやっと2017年の一次審査からの結果が千葉セクションとなり、正式に世界がこの地質時代を「チバニアン」と呼ぶことになりました。世界の学者がこの千葉の地層を基準にこの時代とその前後の気候や地球環境の解明に取り組むことになります。
結局、ごたごたは、昨年6月、市が地層周辺への調査研究目的での立ち入りに対する妨害を禁じる罰則付きの条例案を公表して後押ししたのが大きいのか?
取り敢えず、今年のうれしいニュースでした!!!
取り敢えず、今年のうれしいニュースでした!!!
千葉県の養老渓谷