2024年1月16日(火)夜強風で雪は少々降りました。今日は雨模様。
青森と北海道ではまた大雪がドカッときてますね。2mから3mというからすごいね。
最近地震情報見てたら能登半島は相変わらず震度1から2が毎日起きている。そこに長野、新潟、岐阜、宮城、秋田、鹿児島、埼玉、北海道、沖縄などでも地震が起きてるからびっくりだ。日本中が揺れている。
前回は、Qニューロンという視床下部に存在する神経細胞群を刺激することで人工冬眠スイッチを入れることができることを知った。
驚きなのは、それ以外の冬眠スイッチもあるという。
〇恐怖のにおい
マウスに、「チアゾリン類恐怖臭」という天敵に似せて作ったにおい分子を嗅がせると、まるで冬眠したかの様に動かなくなり、体温、代謝ともに低下させることができるという。
こんな実験結果がある。
恐怖臭を嗅がせたマウスを通常では10分程度しか生存できないような低酸素環境に入れたところ、平均して4時間ほども生存することができた。
通常、脳の血流を止めると脳梗塞になり、脳の広い領域が破壊されるが、恐怖臭を嗅がせたマウスでは、脳の破壊が大幅に抑制されることも分かったそうだ。
ただ、なぜこのような状態になるのか?はこれからの解明を待たなくてはいけない。解明されれば、具体的な医療に役立つことになる。
マウスの鼻腔や気管にある感覚センサーで恐怖臭の「におい分子」を感知すると、この情報は感覚神経を伝わって脳幹に伝達され、さらに中脳に伝達されます。脳幹と中脳は、互いに情報を伝達しあい、危機情報を感知する。
これからの研究による実用化を20年くらい先に見据えているという。数時間から数日間が目標らしい。
「まずい!早く手当てしないとこの人の命は失われる!」という危機的状況の時、「ちょっと人工冬眠してもらおう。」ということで落ち着いて治療することができるのかな?