私が小学生の頃の話です。
父親の転勤で引っ越した家は、裏庭に出ると吊り手水(ちょうず)がぶら下がっていて、そこから庭をぐるっと渡る廊下を歩き便所に行っていました。便所に行くにはこの壁のない廊下を渡らなければならない。雨の日も風の日も寒い日も。
用を足して戻ってきて部屋に入る前にこの吊り手水で手を洗うということになる。
用を足して戻ってきて部屋に入る前にこの吊り手水で手を洗うということになる。
昔、記念のためにこの吊り手水の写真を撮っておきました!!!なんてことがあればよかったのですが・・・。どんなものかを子供たちにも教えてやりたいと思い調べてみました。
驚きです。昔のものを改良した商品が販売されていました。
Yahoo! JAPANショッピングのザ・タッキーYahoo!店にこんな商品がありました。今でも使う人いるの?
「手洗いタンク 4.5型 ちょうず 吊り下げ式 手洗器 カラン付き 新輝合成 トンボ 昭和の手洗い器」税込み1,430円です。
屋外で作業をしている人、キャンプ、非常時のため、などいろんな用途があるようです。
確かこんな感じだった。
Amazonにもあつた。
「手洗いタンク カラン付 アウトドアにもOK! 4L ブランド: 三鈴星印 価格2,200円」とある。
あるねあるね!懐かしい!
子どもの頃の私にとって、吊り手水のある場所は地獄の入り口だった。夜の暗闇の中、この渡り廊下を渡り、ポットン便所に行かなくてはならない。
今になってはじめて気づいたことがある。
夜は”小”しかしないけど、それでも怖くて、恥ずかしながらこの吊り手水の場所で済ませたことも度々あった。
夜は”小”しかしないけど、それでも怖くて、恥ずかしながらこの吊り手水の場所で済ませたことも度々あった。
姉や妹は大変だっただろう。”小”でもあの恐怖の便器と言うより”穴”をまたがらなくてはならなかったのだから。大変でしたね・・・。私はまだましだったのですね。
性能が進歩して、いろんな用途にまだ使われ続けているなんて・・・少しほっこりしました。
思い出ぽろぽろ!
思い出ぽろぽろ!