2024年12月14日(土)今日も冷たい雨。しかし夕方雲がきれて大きな月が出てきたので散歩に出かけた。明日は12月最後の満月「コールドムーン」になるそうだが、私が見ることのできる満月は今日が最後かもしれないと思った。
今日の月もとてもきれいでございました。
Netflixでアニメ「T・Pぼん」を観ていたらセミクジラが題材となる回(シーズン2 6話T・P隊員の犯罪 )があった。
セミクジラは大型のクジラの中で最も希少らしい。セミクジラ科には南半球の2種と北半球のセミクジラなどいくつかの種があり、体長の3分の1ほどの大きな頭部が特徴だ。
問題になるのは、この頭部とアゴにあるたくさんのヒゲだ。
そもそもクシ状のクジラヒゲと剛毛は、海水を濾過しながら小さな微生物を捕らえる大切な役割がある。
しかし、
昔から漁の対象として最適(right)なクジラとして狙われてきた。
コルセットや馬車のムチなどのさまざまな加工品に使われてきた。女性がコルセットでウエストをきゅっと締めるしなやかで強い材料は得難い貴重なものだったようだ。
そのため、17~19世紀の人間による捕鯨最盛期には絶滅寸前まで個体数が激減している。
なんとメスは成熟するのに10年かかり、1年で1頭しか出産しないらしい。
1949年から世界中で完全に保護され、ミナミセミクジラの個体数は順調に増加して、現在、数千頭が生息すると推定されている。しかし地域によりばらつきがあり、南アフリカ海域での個体数は、絶滅寸前から1000頭程度にまで回復したと言われるものの、キタセミクジラはいまだ数百頭で増加していない。
参考:ナショナル ジオグラフィック