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青空ーすべてはバランス

脱炭素社会?ー吸収・除去?PART2

電力施設や工業生産設備などから排出されるCO2を大気中に出る前に分離し除去する動き、除去後のリサイクルの動きを理解したんですが、どうもこのスピードでは遅すぎる気がする。
本来は、できるだけ酸素と二酸化炭素のバランスを取りながら解決したいところですが、時間がないので、手っ取り早く大気中からCO2を吸収する方法も考えられているみたいです。
その動きの事例を見てみます。

カーボン・エンジニアリング社(カナダ)
米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏が後押ししているそうです。
空気中の二酸化炭素を低コストで吸収する新技術を2018年に公表している。二酸化炭素1トンを取り出す費用は100ドル(約1万1000円)以下と、従来の技術の6分の1になるという。
試験場では1日あたり1トンのCO2を空気から取り出しているという。
二酸化炭素と再生可能エネルギーから合成液体燃料を生産することが目下の目標だとしている。

・クライムワークス社(スイス

炭素を空気から直接取り出す設備を発表し、取り出された炭素を、近隣の温室設備で栽培されているトマトやキュウリの肥料として供給している。


森林吸収量
京都議定書の時からCO2削減目標の設定の中に森林による吸収が盛り込まれ、世界で取り組まれています。
パリ協定により、日本は2030年度の温室効果ガスの削減目標を2013年度比の26%減とし、この削減目標のうち、約2,780万トン(2.0%)を森林吸収量で確保することになっている。

森林の状況
2010年時点での世界の森林面積は約40億haで、地球の陸地の約31%を占めている。
でも、2000年から2010年までの10年間に、すでに世界全体で約520万haの森林が失われているのが現状です。


熱帯地域での減少になかなか歯止めがかからない。農地への転用、焼畑移動耕作、薪炭材(薪などの燃料)を伐採し過ぎることなどが原因となっている。背景には、人口増加や土地制度の問題など複雑な問題がからんでいる。


植物は、光合成によって二酸化炭素(CO2)を吸収することで、温室効果ガスのひとつである二酸化炭素を減らし、地球温暖化を抑える力を持っているとされて重要視されています。

私は知りませんでしたが、植物は、二酸化炭素だけでなく窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)などの大気汚染物質も吸収する働きがあることが解明されています。
これら植物の集合体として森林は捉えられている。

京都議定書から
世界の取り決めでは、CO2吸収量としてカウントできるのは、「新規植林」「再植林」「森林経営」となっていますが、我が国では森林が国土の約7割を占めていて、植栽して新たに森林にすることができる土地はわずかしかありません。日本で実施可能なのは「森林経営」のみとなっています。
日本はどのように森林経営を行っているのかな?




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