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青空ーすべてはバランス

2021年2月の世界自然災害

〇福島県沖地震

2月13日23時7分、マグニチュード7.3、福島県沖の深さ約55kmで地震が発生。
えっ?まさか・・・?と一瞬かたまりましたが、津波は発生しなかったし(最大0.2m)、原発も大丈夫だった。
それにしても最大6強の震度、東日本大震災の余震であるとはびっくりです。

震度6強は
宮城県蔵王町円田
福島県国見町藤田、相馬市中村、新地町谷地小屋

震度6弱、震度5は
福島県と宮城県の広範囲にわたる。
埼玉県、栃木県、栃木県、山形県にも及んだ。

被害状況
重傷12人、軽傷者173人。全壊21、半壊32、一部破損3059。

福島県、宮城県の複数の市町村で断水、停電も発生。

資料:内閣府

〇サメやエイの個体数が減少

サメやエイは、広大な外洋にいる。何故個体数が激減しているのか?

学術誌「Nature」に21年1月27日付で発表された、カナダのサイモンフレーザー大学のニコラス・ダルビー氏とネイサン・パコルー氏の論文によれば、サメとエイ18種の個体数が1970年以降に70%減少している。

ヨゴレは、この60年で98%減少。IUCNのレッドリストで「近絶滅種(Critically Endangered)」に分類されている。
アカシュモクザメとヒラシュモクザメも同じような状態だそうだ。
捕まった場合は、肉やひれ、えら、肝油になり、販売される。
外洋性のサメは頂点捕食者であり、下位の捕食者を抑制することなどによって、食物網で重要な役割を果たしているから、海全体のバランスが崩れる。
誰が乱獲しているのか?それとも自然環境?

参考:ナショナルジオクラフィック日本

〇アメリカの異常気象

アメリカ各地の2月は、厳しい寒波に襲われ、17日までに少なくとも21人が死亡したとされる。
テキサス州は停電に見舞われ、「生き延びるのは強者のみだ」と主張した市長が批判され辞任している。

アメリカはフロリダ州やカリフォルニア州南部などを除き、テキサス、ルイジアナ、ケンタッキー、ノースカロライナ、ミズーリの各州ほとんどが記録的な寒さや降雪に見舞われた。

停電は、新型コロナウイルス・ワクチンの接種にも影響を与えた。保管できないため会場の一時閉鎖に追い込まれた。寒波と大雪によるワクチンの配達遅延なども起きた。

資料:BBC

〇台湾で水不足 半導体が品不足
台湾は水不足が深刻だ。2020年に台風が上陸しなかったこともあるらしいが、水不足が続いている。
半導体の製造には大量の水を必要とするようなので、半導体不足が大きなニュースになった。
台湾当局は、6月の梅雨の時期までまとまった雨量が見込めないとして、広範囲で給水制限を実施している。工業用の水も対象となり、給水車で対応するなど大変な事態となった。

参考:NHK


イラストは
乙姫の花笠さんによるイラストACからのイラスト


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