パクリキットか?ウォーターラインシリーズ「雪風」
いつ購入したのかわからないくらい昔、ネットオークションで手に入れたアオシマさんの旧「雪風」のキットの説明です!
パクリキットか?ウォーターラインシリーズ「雪風」
いつ購入したのかわからないくらい昔、ネットオークションで手に入れたアオシマさんの旧「雪風」のキットの説明です!
1992年にウォーターラインシリーズから、フジミさんが脱退した2年後の1994年、共通パーツを封入して大規模な価格改定が行われました。
わかまるが、ウォーターラインシリーズを買っていた頃は「大和」が700円、「長門」が600円、「飛龍」が700円、巡洋艦が400円、駆逐艦が200円などの時代でした。この時代でも初期に比べると値上がりをしています。
1994年は、社会人でもあったし模型から離れている頃だったので、価格改定はまったく知りませんでした。
戦艦や空母は2000円超え、駆逐艦も1000円超え、1997年頃からプラモデル復帰をした時に頭の中では、中学生の頃の価格の感覚だったのでとにかく新価格には驚きました。なんせ倍以上でしたからね。数年は、店頭で混在していたでしょうね。中学生の時に混在の体験をしました。同じキットなのに、箱に印刷している価格が違う事に「なんで?」と思ったものでした。その模型店では、箱に書いてある値段通りの価格で販売していました。
今思えば、社会人になっていた1994年の販売価格改定のタイミングは、ある意味ラッキーだったと思いました。中学生の頃は、月のお小遣いは1000円。社会人になれば、極端な話100倍以上の自由になるお金があるわけです。中学生や高校生の時に1994年を、またがっていたモデラーの多くはかなり戸惑ったと思います。最悪、ウォーターラインシリーズから一時的でも、離れたモデラーもいたのではないでしょうか。
わかまるが、もし同じ状況だったら、1000円では駆逐艦くらいしか買えなかったのです。いや、消費税が導入されていたから、ほぼ買えるキットがない状態で、絶望の何ものでもなかったですね。
今は、シリーズに関しては少しづつ価格はあがっていますが、1994年の時ほどでもないし、色々なメーカーから1/700のキットがでていて価格も、ピンキリ。
珍しいキットや欲しいキットがあれば、多少高くても買っちゃう時もありますが、年金生活に突入した時は、中学生の頃の感覚に戻るかもしれませんね。
1980年代に店頭でウォーターラインシリーズを購入したモデラーは、きっとこの紙袋に入れてもらった事ではないでしょうか。
袋の両面に16隻のシルエットとウォーターラインシリーズのロゴ、サイドには、日本艦、外国艦全ての艦名と値段が印刷されていて、底面には、ウォーターラインシリーズ写真によるコンテストの募集と締め切りも印刷されています。袋というよりも、カタログに近い素晴らしい袋です。まさに神袋!
もしかすると、通常版の紙袋に、この1984年だけ底面にコンテストの募集と締め切り日が印刷されていたのかもしれません。
シルエットは
◆アオシマさん 「長門」「陽炎」「高雄」「伊1」
◆タミヤさん 「大和」「島風」「鈴谷」「2等輸送艦」
◆ハセガワさん 「赤城」「氷川丸」「伊370」「羽黒」
◆フジミさん 「翔鶴」「秋月」「伊15」「利根」
綺麗に4社4隻づつが印刷されています。
紙袋は、大型戦艦クラスや空母クラスは、はみ出ますが、「長門」「陸奥」や「ネルソン」級、巡洋艦、駆逐艦などは問題なく入ります。しかも袋は。69mmの厚みまで入れることが出来るので、複数のキットを入れる事ができます。
きっと、塗料なども入れてもらった事でしょう。
大量購入の方には、手さげの付いた大きな紙袋もありましたね。
時代とともに、紙袋はなくなり、現在のレジ袋のようなポリ素材となり、ウォーターライン専用の袋も最近ではみかけなくなりました。
「これがミッドウェイ海戦だ!」の赤い文字が目に飛び込んでくるインパクト!
1972年頃にキットに入っていたウォーターラインシリーズの冊子です。
以前は、販売促進の為にウォーターラインシリーズでもキットに同封されていた「冊子」。箱を開けた時に、組み立て図以外の物が入っていると、妙に嬉しくなりましたね。
その種類のほとんどが、キットの紹介などですが、今回の冊子は少し異色です。
キットの紹介だけではなく、歴史的な海戦の説明が主の構成になっています。冊子を読んでキットに向き合うと、普段とは違った光景が広がったに違いありません。
ウォーターラインシリーズの組み立て図と同じように縦に折りたたまれて、駆逐艦の箱にも入る大きさで、1972年まで発売された初期のキットには多く封入されていたと考えられますが、保存している人は少ないかも知れません。
ミリタリーミニチュアシリーズにも、多くの冊子が入っていて保管していましたが、今は手元に全く残っていません。カタログを買えなかった子供の頃は、その冊子が、カタログ代りで、穴が空くほど見ていたものでした。
ミッドウェイ作戦がどのような戦闘だったのか、時系列に書かれているので、非常にわかりやすい内容になっています。
発売中のキットには、赤い星がマークされ、白い星は、今後発売の予定キット。
当時は、この白い星の印をみてワクワクしたモデラーも多かったのではないでしょうか。残念ながら、この時は外国艦の発売の予定は全くありませんでしたので、白い星すら付いていません。