利休によって工夫された極小の茶室。茶室へは、露地を通ってゆきます。千利休が詠んだ歌、「露地はただ浮世の外の道なるに心の塵をなぞ散らすらむ」とあります。露地は、通路であるとともに、雑念を取り払って茶の湯の世界に誘うためのプロセスの場であると読み解くことができます。露地は、庭園の一部ですが、その空間を意識して、堪能しつつ、歩を進めます。茶庭は、雑念を捨てて心を清め、茶の湯の世界へ入るための場でもあるの . . . 本文を読む
では、さて、いよいよ、ご亭主のお点前が始まります。ここでは、お菓子とお茶がふるまわれます。お菓子は季節の移ろいをその色や形に移したものが,多く見られます。春なら桜の花びらを模ったもの、 &nb . . . 本文を読む