一期一会これは、幕末の大老、井伊直弼が、「茶の湯一会集」に表した、私たちにもなじみの四文字です。 直弼は、十一代藩主井伊直中の十四男として、誕生しましたが、 藩主の実子でありながら、嫡子以外の庶子であったため、 17才から、藩主になる31歳まで、埋もれ木舎(表題の写真)で、 質実剛健な暮らしをしていました。その間、文武の修練に精進しました。 茶道、和歌、能は達人の域で、禅、国学、陶芸、 さらには国 . . . 本文を読む
和敬静寂お茶の精神を表す言葉としてよく知られています。 和 敬 清 寂和は、平和、調和、和合です。聖徳太子は、十七条の憲法の最初に、和を以って貴しとなす。と明記しています。和は日本の心、日本人の持つ美徳です。そしてまた、和は穏やかさも表しています。互いに思いやり、すべてのことに調和がとれている状態です。ありとあらゆることやもの、お茶室では、道具、環境(温度や湿度、明度、光)人々(主・客、客ど . . . 本文を読む