SAMURAI・コーチング!

戦国武将は、なぜ茶の湯に魅せられたのか?茶室で男は、日本男児になる!
喧騒から静寂へ…~SAMURAIたちの世界~

SAMURAI・コーチング!  ~ 茶室の入口 ~ 覗いてみませんか?

2020年12月24日 | 茶室の秘密

利休によって工夫された極小の茶室。


茶室へは、露地を通ってゆきます。


千利休が詠んだ歌、

「露地はただ浮世の外の道なるに心の塵をなぞ散らすらむ」

とあります。


露地は、通路であるとともに、雑念を取り払って茶の湯の世界に誘うための


プロセスの場であると読み解くことができます。



露地は、庭園の一部ですが、その空間を意識して、堪能しつつ、歩を進めます。






茶庭は、雑念を捨てて心を清め、茶の湯の世界へ入るための場でもあるのですね。


そんな露地を通って、茶室に入ると、・・・


どんな感じになるのでしょうか?



ここでは、それまで四畳半茶室で行われていた寄り合い

(堺などの裕福な町衆が行った商談や会合)のための茶の湯とは違い、

高い精神性が磨かれたに違いありません。

 

初めてにじり口からお茶室へ入ったときのあの感覚・・・。




初めて茶室に入った時、


私は アリス~そう、不思議の国のアリス~ になったような気分でした。




ウサギの穴の中をのぞくと、


そこは、茶室のようだったのでは?


と感じたのです。                          

                                            
                         

小さな躙り口から中をのぞくと薄暗い室内。


そこに体を小さくして入ると、茶室内は、とても広く感じて、

自分はちっちゃくなったように感じられます。

                       

そして、かすかなお香や、お炭の香り~

小さな窓からの自然光は、時間によって変化します。



そんな空間は、私たちを変性意識状態へと誘ってくれるのかもしれません。



   夕照庵  躙り口
 

 躙り口 (にじりぐち()
 床面からの高さ二尺二寸(約66㎝)、
 幅二尺一寸(約63㎝)ほどの小さな茶室の入口で、
 外側に片引き戸があり、中からカギがかけられます。




  夕照庵 中から見た外の様子~



私たちの 五感は、無意識へ とつながっています。


非言語のコミュニケーションを行うことで、

潜在意識の層にまで深くつながることができるとしたら~



主客が共に深くつながることで、

互いの心の境を越えて、

無限の広がりを持つ無意識へ、

そして、 集合無意識へといざなわれ、


       自由な発想の翼は、 広がってゆく~ のです。




 もしかしたら、 その意識は、既成概念やさまざまな限界を超えて、

新しいひらめきや発想を呼び起こしたのではないでしょうか。




 それはまさしく、現代の私たちが行っている、

 カウンセリングや、コーチング****


 そういった手法をもうすでに彼らは、行っていたのでは・・・

  
  400年前の、私たちの先祖、・・・・  


  そんな気がして、ならないのです~ 
 


              お問い合わせは、こちらまで~


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