お茶の稽古をしているとなんでこんなに何でも決まっているんだろう?
と思うことがありました。
習い始めたころは、特にそうです。
形にとらわれるあまり、何が何だか分からなくなって、もっと固まってしまいます。
日本の文化は、特に形を重んずる。と言われています。
着るもの、持ち物、言葉や話し方、動作まで決まっています。
これでは窮屈でしょうがない。そう思っていました。
例えば制服。私はCAの頃、ユニフォームを着用していました。
このとき着こなしについても細則がありました。
ここでも、なぜこんなに事細かに決まっているんだろう。
そんな必要はあるのかな?正直そう思っていました。
しかしながらスカーフの結び方については、個人のセンスに任されていました。
少しだけ自由裁量の余地があるのです。
私の現役時代の制服
ご存知*HANAEMOTRI design
ご存知*HANAEMOTRI design
ですからスカーフの結び方には本当にいろいろなバリエーションがあり、
個性が少しだけ発揮できるんだ。と思っていましたが、
実は、その人の本質的なことが分かるのは同じ制服を着ているから。
ということに後に気づきます。
同じデザインの制服を着ているからこそ、
その着こなしにその人の本質が現れるのです。
それは本当に些細なことかも知れませんが大切なことだと思います。
きちんと着こなす方、
同じように着ていてもなんだか緩んで見える人。
ゆったり着ていてもきちんとした印象の方、
規定を厳格に守っている方。
見えないからと手を抜いている人。
そして、それらはその人の言動や、仕事ぶりを連想させます。
同じ制服を着ているからこそ、ちょっとした違いが如実に現れるのですね。
個性的な服装をしていると そこに注意が奪われてしまい、
本質的なところを見失ってしまうようです。
個性っていったい何なんでしょうか?
そう思いたくなりますね?
内面は、外見に 現れるのですね?
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