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「今朝はマンチェスターに移動ねー」
マンチェスターピカデリー駅に直通で行く列車は1時間に1本位です。
「昨日、駅で時刻表の確認をして来てるんですよ」
「鉄道の時刻に合わせてチェックアウトしよう」
チェックアウトをして、ホテルを後にしたらすぐに駅です。
「ホテルが駅に近いと移動日も楽チンね」
リヴァプールライムストリート駅の切符売り場に並んで乗車券を購入出来ました。
「行先と枚数と片道を伝えてカードで決済だから私にも簡単」
電光掲示板でプラットホームを調べて、プラットホームで待つことにします。
「始発駅だからスーツケースがあっても慌てることはないね。」
「それに前回マンチェスターに移動しているから経験済みだし」
二度目だとちょっと余裕の私がいます。
マンチェスター行きの列車の乗降は車両の前後2か所だけです。
「マンチェスターピカデリー駅は終着駅じゃないのはちょっと不安」
だから到着を考えて、スーツケース置き場の近くに座ることにしました。
こちらの鉄道は静かに発車して、静かに駅に到着するから自分でちゃんと準備が必要です。
「目的地なのに気付かないなんて心配があるからね」
私は乗車中は駅ごとにプラットホームの駅名を確認して行きます。
リヴァプールからマンチェスター間の移動は、以前乗車した時よりかなりの混雑でした。
「クリスマス前だからかな」
「スーツケースを置く場所がこんなに一杯なんて」
「後から乗車してきた方の荷物を置く場所はあるのかなあ」
スーツケースの横のシートに座っている私は、心配で目が離せません。
「あ~ 乗車してきた人が次々上に積み上げてる」
私のスーツケースの上にも荷物が積み上げられていきます。
降りる人は自分の荷物を探して、下の方から取り出している状況です。
「マンチェスターピカデリーに到着したらだいじょうぶかなあ」
「私のスーツケースは下の方から取り出せるのかしら。」見ているだけで冷や冷やしちゃいます
「こんな狭い状況でコーヒーや軽食の販売も来ましたよ」
「この混雑の中でも、温かな飲み物を買う方が多いのね」
みなさん楽しそうに笑顔で会話なんかしていて和やかです。
「こんなに込み合っていても和やかな雰囲気は、日本とはちょっと違う感じがするね。」
多分知らない乗客同士や売り子さんだけれど、笑顔で会話が飛び交っています。
「何だかとても楽しそうなのは、やっぱり明日がクリスマスだからかな」
「狭い通路を販売カートが占領しているし。」
そんなのあまり気にせずにお話が弾んでいるからカートも前方に進んでいきません
「なんてゆったりしているんだろう」
いつのまにか私もこちらの時間の流れを楽しんでいます。
続く
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