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そしてもう一つ、何とか見学してから帰りたかったのが『市庁舎』です。
ハンブルグの中央駅まで戻って、ショッピング街を市庁舎に向かいました
「なんで市庁舎をそこまで見たいのかって疑問ですか」
壮麗なネオ・ルネッサンス様式の市庁舎で部屋は合計647室あるそうです。
「『イギリスのバッキンガム宮殿よりも6部屋多い』というのがハンブルグっ子の自慢のひとつなんだよね
」
「ハンブルグが非常に豊かで繁栄していた頃に建てられたんだって」
「そんなすごい市庁舎って見てみたいじゃないですか」
大きさは幅が111m、奥行きが70m、尖塔の高さが112m。
あまりに大きいので建物全体を写真に収めるのが難しいって紹介されていたけれど、私も全然写真に収められませんでした
「うまく収まらなくて無駄にたくさんの写真を撮ったのよね・・・」バス通りのほうまでバックして撮影したり・・・
「苦労したんだけど」
「それでも全然撮れない」
市庁舎の見学ツアーもあるそうです。休日でもツアーの最終は17時までだから間に合いませんでした。
「やっぱりハンブルグには宿泊がお勧め」
「しつこいって」
内部の見学は無理だったのですが、外観の装飾も素晴らしいです。
市庁舎には運河が隣接していて、運河の向こうにはレストランが並んでいます。
そこから市庁舎を眺めるのがお薦めなんだそうです
私はその運河の水鳥が可愛くて、かなり夢中で水鳥と遊んでいました。
運河の水鳥達は、町中だからか人間に慣れていて逃げなくて可愛いんです。
しばらく時間を忘れて水鳥を写真撮影したり楽しんじゃいました
そしてそろそろ帰らないとデュッセルドルフまでは3時間以上かかります。
駅に戻ることにしました。
ハンブルグの駅に到着して電光掲示板を確認します
「確認したプラットホームに行ったら乗車出来ると思いますよねえ」
来た時には気が付かなかったのですが、私が乗車したいホームはこちら側からは行けないらしい。
「反対側の入り口から入らなきゃならないなんて」
「そんなのありえない」同じ駅なのにプラットホームによっては入口が違うなんて
「しかも広いから大変」私は十分時間に余裕があったから大丈夫でした。
「ギリギリの到着は危険ですよ」もう一度外に出て、駅舎に沿って歩いて反対側から入りました。
「大きな駅で駅舎の壁が長~い」
「時間には余裕を持って駅に到着してくださいね。」
この大きな駅にはショッピング街もあります。
デュッセルドルフまでは遠いのでサンドウィッチを買うことにしました。
お買い物をしていたら大きな可愛いワンちゃんに出会いました。
カメラを見せると笑顔で頷いて頂けて「パチリ」
大きなワンちゃんももちろん一緒に乗車出来るってなんだか素敵です
今回のドイツの旅では、ハンブルグが一番驚かされました。
元々は3月31日行くつもりだったハンブルグ。
デュッセルドルフ中央駅に到着すると、シュトゥットガルト行きの列車が遅れていました。
とっさの思い付きで31日はシュトゥットガルトに向いました。
「あの日は強風で鉄道も2時間近く遅れるような悪天候だったのよね」
でもシュトゥットガルトの目的は全部博物館だから終日室内観光です。
その偶然のためにハンブルグの観光が4月3日にずれて本当にラッキーでした。
「あんな強風で寒い中、港町を散策するなんて有りえないよねー」
たとえ世界一美しい港町でも楽しむことなんか出来るはずもないです。
「ハンブルグをこれだけ楽しめたのは天候が大きいのよね」
あの31日の朝の偶然と、思い立って予定を変更したことにとても不思議な力を感じました。
「あっ もしかしたら亡くなったおじさんが守ってくれているのかも
」
「おじさんったら一緒に鉄道の旅をしているのかな」
続く
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