WILD THINK

ラテン楽団「Orquesta de WILD THINK」のバンマスが、日々思うことをダブワイズ

熟年離婚と2007年問題

2006年10月29日 | 世間考
うちの実家の両親、父親は団塊世代の典型的な企業戦士、母親は専業主婦。2年程父は会社を早期退職し、1年程休んで、最近市役所に(おそらくなんらかのコネで)再就職した。あと、駐車場になっていたばあちゃんの土地のアスファルトをひっぺがし、田んぼに戻して米をつくるんだそうな。
てっきり両親、悠々自適に平穏無事に暮らしていると思ってたけど、最近うちにやってきた弟からの情報によるとどうもそうじゃないらしい。熟年離婚でもやりかねないほど冷えきった夫婦関係らしい。
なんでも母ちゃんがママさんバレーやら町内会の飲み会やらで飯もつくらず遊び歩き、さらに最近近所の漁港の魚市場に就職が決まったらしく、かなりアグレッシブに活動しているらしい。
日々枯れてゆく父親とギラギラ感が増す母親。2人の溝は深まるばかりだそうな。

その悩みを先日友人に打ち明けると実はそいつんちの実家の両親も仲が悪いらしく、うちと同じく専業主婦だった母ちゃんがギラギラしてきて最近喫茶店を始めたりして父親とは対称的にアグレッシブになってきてるそうな。

僕はてっきり置物のように縁側で猫と過ごす的な両親の老後を想像してたのだけれども、どうも世の中そうじゃないらしい。
団塊世代の女性のアグレッシブ化。2007年問題の新たなフェイズが浮き彫りに!とか、これを議題に雑談していると。

曰く、専業主婦としてあまり社会と関わらず何十年も過ごした結果、唯我独尊的な性格が築かれ、子育てが終わった瞬間爆発した。とか
曰く、子育てが終わった開放感によって、セックスピストルズに目覚めた中学生のように思春期の精神状態に退行した。とか
曰く、女性は初老を迎えるにあたり、ホルモンバランスが崩れ、情緒不安定になるらしい。とか。
曰く、フリーメーソンの陰謀。とか。
いろんな説が浮上した。

まぁ、僕は人間、年相応に枯れて行くべきだと思っている。例えば、この年でディランの本当の良さが分かっただとか、最近演歌とハワイアンとボサノヴァに共通のサウダージを感じるだとか、ぽたぽた焼き焼いてるだとか。

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