ふと思い出しました
昔々
とある業務に従事しているとき
別の班におじいさんのような先輩と
おとなしい新人がいました
新人といっても
自分より年上でした
いつも新人は先輩に怒鳴られていました
やってることが違うとか
意味がわかってないとか
人前で怒られるので気の毒に思いました
今ならパワハラで批難されることでしょう
新人はいつも悲痛な顔をしていました
しかし、先輩は他の人には笑顔で話すいい人でした
そいうこともあり、周りは黙っていました
次に彼らと会ったのは数年後でした
新人の顔は明らかに変わり
だいぶ慣れて肩の力が抜けていました
先輩の言葉はキツイ部分もありましたが
新人は当たり前のように黙々と仕事をしていました
話をすると、笑顔がでるくらいでした
最後に会ったのは
新人だけでした
部下を連れて立派に指導していました
もはや、新人ではありませんでした
先輩は別の仕事に行っていていませんでした
若くないのに転職し
ブレずに頑張り続けました
そして、一人前になりました