こんばんわ いっちゃんです
先日、大切な友達が亡くなりました
初めて知り合ったのは23年前の病室
お互いが乳がんの手術のために入院していました。
歳も住所も近かったので、それからの長いお付き合い。
治療の情報交換、子育てなどいろんな話をして、退院してからも楽しい付き合いが続きました。
美味しいものもいっぱい食べたなぁ….
乳がんは完治までが長いので、無事に10年が過ぎた年から毎年秋に満開のコスモスを見に行きはじめました。
それは友達が術後18年でまさかの再発転移が分かった後も続きます。
その頃からかな?満開のコスモスを見ては
『あぁ!今年も来れたね‼︎』って言うようになったのは…
それから5年
転移もあちこち….
ずっと治療が続きます。
『20年前の治療より格段に楽だわ!医学は進歩してるね』と笑いながら言ってたっけ
『私、がんと共存するから』
ウィッグをつけて茶目っ気いっぱいに笑ってた。
そして、自分の闘病中に、病気のご主人を看取りました。
入院をせず、子供達にピアノや塾で勉強を教えていた友達。
今年、夏の終わりに3年ぶりに開催されるピアノのイベントに向けて一生懸命だった。
この頃から毎日の治療、ピアノのレッスン、私の仕事と、お互いの隙間がなくなりなかなか会えなくなりました。
LINEでのやりとりもだんだんと返信が短くなり、心配でたまらなかった…..
ピアノのイベントが無事に終わって教室を閉めた後、友達は突然入院しました。
ご家族にも事後報告で…..
緩和病棟に
会えないまま緩和に行ってしまいました。
そして入院して翌日に亡くなったと仕事中に連絡が入りました。
いつからだろう?
覚悟はしていたんです!覚悟は…..
でも、認めたくなかった!
「後悔ないよ。ひとり息子も家庭を持って可愛い孫も生まれた。可愛い声で『バァバァ〜』って会話が出来るまで生きられた。後は静かに痛みなく逝きたい…」
って事あるごとにに言ってました。
棺に入った彼女としばらく話をしました。
話を聞いてあげるだけだったね。
いきなり緩和病棟?コロナで会えないじゃん!
もっと頼ってほしかった…..
なんなんでしょうかね…
肉親が亡くなったのとはちょっと違う感情なんです。
いっちゃんの心はぐちゃぐちゃです。
悲しくて、
悔しくて……
こんなに事情を知っておきながら、何にもしてあげれなかった。
最後に何も言ってあげられなかった。
今年、満開のコスモスを見るときっと涙が出るなぁ