朝起きて、カーテンを開ける。
太陽の光が窓を透過して私に降り注ぐ。
今日は、私の誕生日。
祝福の光をうけているみたい。
太陽光で、ほんの僅かに温まった私は
キッチンで丁寧に豆を挽き、お気に入りのケトルでお湯を注ぎ
一滴一滴落ちてくる琥珀色を見つめている。
珈琲の湯気と薫りが、体と心に満ちてくる。
そして、口に運ばれた珈琲が
体内へすうっと、すうっと染み渡る。
ああ、なんて幸せなのだろうか。
60兆の細胞が私にそう耳打ちするような
そんな朝。
夢の続きの様なひとときを現実に引き戻す、けたたましいスマホの振動音。
地震でもおこったのだろうかと、確認すると
誕生日おめでとうのメッセージ通知。
これが、しばらくとまらない。
誕生日おめでとう。
これからもよろしくね。
これからも仲良くしようね。
友達から溢れ出る祝福の言葉も
光となって私の瞳に飛び込み
みんなから愛されている事を、体中で感じる。
今見せることは出来ないけれど
みんなからの祝福に、溢れ出る涙で応えている。
ありがとう、友達のみんな。
大好きだよ。
そうつぶやき、また珈琲を飲むのであった。
Facebookで誕生日おめでとうメッセージを送ってる
頭のおかしい(と私が個人的に思っている)人ってこんな感じで
自分に都合良い人生を送ってるお花畑野郎ばっかりなんだと勝手に思っています。
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