〈川俳会〉ブログ

俳句を愛する人、この指とまれ。
四季の変遷を俳句で楽しんでいます。「吟行」もしていますよ。

拾い読み備忘録(57)

2016年02月26日 20時40分02秒 | 小説
例の、音についてのたわいない議論だった。聞く人の誰もいない森の奥で木が倒れたら、それは無音であろうか。聞く耳がない所に音はあるのだろうか。わたしは前に大学教授がこれを議論しているのを聞いたし、道路掃除夫が論じあっているのも聞いたことがある。……
(「叫べ、沈黙よ」より)
「まっ白な嘘」フレドリック・ブラウン著 中村保男訳 創元推理文庫 1962年
                                 富翁
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書いている小説が大詰めに来ました!

2016年02月26日 11時05分57秒 | 短歌
わたしは「風の道」(年二回発行)の小説系同人誌に在籍してもう2年。
身辺雑記や思い出中心の老人文学に陥らぬよう(それはそれで持ち味があるのでが、まだ早いかな、と)Fictionと思索をないまぜにした作品を書いてます。小説を書くのはまことに難しいです。(年々そう思うなあ)
がんばんべー。

春になり 頭の中に 桜咲く
黒い幹さえ 春の嬉しさ

吹田市の 万博公園 花埋ずみ
天を遮る 桃色吐息

もの狂い 桜の舞いに 浮かぶ母の
笑顔がいくつも いくつも絶えず
安楽
コメント (4)
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