被害者ドラゴンは 犠牲者ドラゴンまたは被害者意識ドラゴンとも呼ばれます。
どのようにして そのドラゴンが育つかといいますとこういうことです。
このドラゴンは3歳ごろまでに表れます。赤ん坊には何の責任もないのに 夜などに泣き止まない状態が続くと 親は睡眠不足になりノイローゼ気味になります。また駄々をこねたりすると つい虫の居所が悪い親はその子を叩きます。 忙しい親 短気な親 夫(妻)との関係がうまく行ってない親などはその傾向が強く ついつい子供に邪険にします。
子供はなぜ親に邪見にされるのか わけがわかりません。そして遂に自己主張しなくなります。NOと言わなくなるのです。親に逆らわなくなります。そして心の奥に怒りや恨みを持ったまま大人になり 今度は親にリベンジするのです。
どんな大人になるかというと NOと言えない人になります。自分の本心を正直に言ったために子供時代に辛い思いをさんざしてきたからです。そして自分は被害者だという意識を持ちます。
愚痴と不平の多い人になるのです。これでは人生を楽しむことが出来ません。自分が楽しまないことによって親に罪悪感を感じさせるためです。これが親に対してのリベンジなのです。本人はそういう意識はなくても 潜在意識の作用でそうなるのです。
このドラゴンのプラスは我欲がないこと。マイナスは被害者意識が強いことです。
しかしこれでは一番苦しいのは本人です。みんなが楽しんでいるときでも自分だけが苦しい立場を選んでしまうのです。 早くこれが「ドラゴン病」ともいうべき成長の仕組みであることを見抜き 抜け出さねば幸せにはなれません。
なぜ自分がこんな体験をするのか。 それを知ることです。
そしてもっと自分に正直になることです。このタイプのドラゴンを持つ人は本来愛情豊かで優しい性格で 心の奥深くではみんなからの注目や愛を欲しがっています。しかし本心をなかなか言えません。子供のころ欲しいものを正直に言ってつらい目にあっているからです。次回にはこのタイプのドラゴンを持った人の人生ストーリーを手短にお伝えします。
(続く)
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