第１０6話 私たちは死なないことを知る。

この世では　突然の事故や災害やテロに会ったり　あるいは突然に深刻な病気だと宣告されて　今までの自分や家族というものの存在や平和な日常が　ある日突然根本から打ちのめされたり引き裂かれたりするようなことがどんどん増えています。
これはいったいどういうことなんでしょうか？
　
そして当事者の人々が現実に感じる悲しみや衝撃はあまりにも大きく　ゆいいつ時間の薬に頼るしか癒す方法もないように見えます。
しかしそれでもへこたれずに私たちは　この世の真実を少しであっても知る限りみなさまに伝えなければならないと思っています。

最大のひとつに思える真実は　人間は絶対に死なないということでしょう。
確かに　人間は死ぬように見えます。しかし実際に死ぬことはなく物質の肉体を脱ぎ捨てて　今回の人生でも人間として生まれる前はそうであったように　エネルギーの身体に戻るだけです。その場合にも意識は続くので　その前後でなにが起きたか自分でもわかるようになっています。

そして魂に戻って　次の人生旅への待機所に戻るだけ（この場合は中間生という形態にもどるだけ)です。

死ぬことがこの世の多くの人たちが考えているように　ちっとも不幸なみじめなことではなく　むしろ逆でこの世に居たときよりずっとずっと幸せな状態に戻っていて　しかも今まで地球で暮らしていた時には　全くなんにもわかっていなかった多くのことを知ることになるようです。

そして生き残った愛する人たちに対して　自分が早く戻ったことを申し訳ないと思っていて　少しでも早く立ち直って前向きに生きるよう望んでいることを私は知っております。　

実はひどい地獄とはこちらの世界のことのようです。全く。
にもかかわらず　この地球に自分が生き残ったからといって罪悪感を感じている人が多いのです。その必要は全くありません。

この地球という３次元の物質世界で　魂がいろんな体験（たとえば善悪があり正邪があるようなこの世の体験）を積むことができるようにするために創ったのが人間という人工的な生き物です。

そこで人間はここでは成長度が相当低い意識レベルから出発します。そこから成長して　魂に限りなく近づいてゆくためにたくさんの人生の旅をするのです。 ３次元の世界の中では成長に限りがあるので　今やっている「人間旅シリーズ」が一応終わると　さらに次元の高い非物質世界（そちらの方がさらに奥が深いようですが）に移ってさらに成長を続けていくようです。

ですので　この地球のような物質世界での人生経験は　次元もいろいろある広い宇宙世界の中では　一番強烈でなまなましいレベルのようです。自分というものへの思い入れ　自分の命への思い入れ　自分の家族というものへの思い入れなどが最も強烈なようですから。
（ある意味では　失う前はよくわかっていなかった世界では　何かを失ったときの辛さがそれだけ強いかもしれないと思うのです　・・）

ですので　この世で生きていくための秘訣として　苦しみや悲しみのときは　決して頑張ろうとしないで早く降参して（実は何もないときでも頑張らないのが正解のようですが）　ギヴアップして　自分の魂さんとその苦しみ悲しみを分かち合ってください。だってそのためにも今まで二人で一緒に生きてきたじゃないですか。魂はあなたの苦しみも悲しみも共感できるのですから。喜びのときもそうしているじゃありませんか。　
こんな時に利用しないとするときがないですよ！
早く気が付いてくださいよ！
（ちょっと偉そうに言いすぎてるかも・・・）

（続く）