
今日は寒かった

ところでこの前「中之島スペシャルコンサート2009」のチケットが当り

その会場である関電ビルに行って来ました

1階から3階までの吹き抜けのホールで

思わず電気に感電しました(どうだいこの駄洒落

)人数は150組300名でした

私は彼女???・・・と前から3列目の席に座りました

演奏は大阪フィルハーモニー交響楽団

指揮現田茂夫さん

東京音楽大学指揮科卒業

略歴は略しますが相当な演奏活動をしている方のようです

(オペラ歌手佐藤しのぶさんのご主人です)演奏が始まって

始めは気が付かなかったのですが

なんだか普通の指揮者と違うと思って見ていました

何が違うのか

2~3曲演奏が進むうちに分かりました

楽譜が無いのです

私は今までオーケストラのコンサートは年に2回位聴きに行っていますので

指揮者は指揮をしながら楽譜を見

ページをめくりタクトを振るのだと思っていました

2~3曲は得意な曲なので覚えていて後は楽譜を開くのだと思っていました

ところがいつまでも全く開く気配がありません

そこで適当に棒を振っているのだろうと思うようにして見ていました

ここでバイオリンが強く音を出す所

こちらでトランペットが出る所

ちゃんと指示をしているではありませんか

(ずいぶん失礼な事を言っていますがお許し下さい)指揮者と楽器演奏者を兎に角見ていました

現田さんは全部で8曲その内交響曲第41番ハ長調K.551(ジュピター)は第1楽章~第4楽章まで

約2時間(途中15分休憩)全く楽譜を見なかったのです

つまり全部覚えていると言う事なのです

そろばんでの暗算1級とかいうのがありますが、そろばんの玉が頭の中に出てくるそうですがそれと同じように現田さんは楽譜が頭の中に記憶されて耳と目と体との動きになっているのです

確かにピアニストなどは自分が弾く曲は全部覚えていますが、指揮者は楽器の音

その楽器が出る所

大きく演奏したり小さく演奏したりするのを全て頭に入れている訳です

何事もプロという者はすごいと思いますが

久し振りに本当のプロを見ました

写真は関電ビルの前にあるイルミネーションです