帰宅してすぐイラストを描いた
(2011年)
3年前
退院して自宅で書いた日記です。
(2011年)
3年前
退院して自宅で書いた日記です。
2011年9月25日(入院15日目そして退院の日)
朝食後、同室の患者さん達に挨拶した後、ナースステーシヨンにも行って挨拶した。
『隣の男性』や看護婦さんが、エレベーターに乗るまで見送ってくれたので照れくさかった。
無事退院し、入院生活は終わった。
帰宅してすぐ机に向かって絵を描き始めた。入院中はベッドの上でらくがき程度きり描いていなかったので、机でイラストを描くのは久しぶりだった。左指は曲がったまま。紙をおさえるというより、紙の上にのせる程度きりできなかった。
(描いたイラストは点滴をされベッドに横たわっている私)
描き始めて気が付いた。なんかおかしい。うまく描けないのだ。右手は何ともないから絵は描けるはずなのに、きちっとした線が思い通りに描けないのはなぜだろう?
そんな事を思いながらも、描き続けてわかった。まだ「左手に力が入らないからだろう」とか、左半身の麻痺で「左右のバランスがまだうまくとれていないからだろう」等と思った。「何枚も描いて、バランス感覚を取り戻すきりない」と決めた。
夕方、2週間ぶりにパソコンの電源を入れた。左指の力がまだ弱いので、キーボードのボタンがうまく打てず、数行の文字を打つにも時間がかかった。「なんでうまく打てないんだ!」とイライラした。
右指だけで打てば、早く確実に文字が打てたが、これもリハビリだと思って、なるべく左指も使う様にした。
(その後も、左指のリハビリは、あせらず、気長に続けた)
つづく