建築・環境計画研究室 (山田あすか)

東京電機大学未来科学部建築学科

研究室配属について(2017)

2017-06-17 10:42:00 | ☆研究室について

例年とあまり変えていませんが,若干アップデート。

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この研究室は,建築計画環境行動研究分野での研究・設計・実践を専門としています。

建築計画研究 は,使われ方など人間の環境との関わり方を調査して,最終的に建物の空間構成等の計画指針を得るための研究です。

環境行動研究 は,建物という物理的環境を含む広義の環境と人間の関係そのものに着目し,その関係を読み解こうとする研究です。

両者は,スタンスが若干異なりますが,我々にとっての帰着点は同じです。

建物や空間を実際に使い,そこに住まう人々にとって居心地のいい空間や環境,使いやすい建物のあり方を考えるということです。

 

この研究室では,研究成果を活かした,設計や実践活動にも取り組んでいます。

詳細は このページから 参照して下さい。

 

なかでもこの研究室では特に,自分では周囲の環境をうまくコントロールしたり,自分の住みよい場所を自由に選んだりできない人々を代弁して,望ましい環境や建築のあり方を論じるための研究に積極的に取り組んでいます。

それは,そのような視点での研究・実践においては,建築を通して,人や社会の役に立てる部分が大きいと考えるからです。自己満足の研究に陥らないために,本当に必要とされているのはなんなのかを考えていくという姿勢を表明するものです。

ただし。「いま」必要とされていることだけを追求することだけが,「これから」や,「本質」につながることだとは思いません。一見,単純な個人的疑問に思えるようなことが,素朴で当たり前のことに思えるようなことが,見方によっては大きな可能性をもっていることもあります。

そういう意味で,とにかく医療系でなくてはとか,福祉系の研究でなくては,などの縛りはありません。

この研究室にお越しいただくことになる方と,今居るメンバーと,これまでのOBOGや研究者仲間のネットワークのなかでいろいろ考えて,議論して,それぞれの課題を一緒につくって行きたいと思います。

というわけで,研究テーマの選択は基本的に自由です。

基本的にはこの研究室に所属して取り組むことに意義のあるテーマを選ばれることをおすすめしますが,建築振動系の構造解析をなさりたいなら,相応しい研究室が他にありますよ…というレベルのことです。

研究蓄積や方法の蓄積,機材,人材,企業,学内外の研究機関や,連携して研究を行っている施設とのつながり等々の資源を有効に活用するためです。

 

いま,「なにをしている人がいるのか」は現メンバーのページをご覧ください。
「これまでのメンバーの研究テーマ(卒論・修論等の一覧)」はメンバーの研究一覧を見てください。

また,研究助成による成果の概要,進行中の研究や計画を参照してください。


この研究室に興味のある方は,研究室説明会に参加,または研究訪問などをしてください。
配属希望を出される場合は,公開ゼミ・website・先輩訪問などでゼミの活動内容を把握したうえで,志望調書に「取り組みたいテーマと志望動機」を明記して提出してください。現時点のものでもちろん,結構です。研究テーマは,決定までに,それから実際に進めて行く中で変わっていくものではありますが,この時点での人となり(背景や興味関心のありか,それを深化させる姿勢,熱意,表出の技術)を推し量る素材となると考えるためです。そのような視点で拝見しています。

もっともそれは,「落とすため」では全然なく,お互いのためにこの研究室とのマッチングを測るためですけども。

私が思っているこの研究室と,メンバーが思っている研究室の姿は違っていると思います。それぞれ違った姿に見えていると思います。

ですので,先輩たちに良く話を聞いていただくことをおすすめします。複数人から話を聞くと良いんでしょうね。雰囲気も分かりますし。

 

研究室説明会は,6月16日と17日に実施済みです。お越しいただいた方,ありがとうございました。

 

また,木曜日1,2限は定例ゼミ@1414教室(1号館4階)です。

希望があれば自由に見学してください(2限は3年生は必修の科目が入っているはずなので,途中まででも大丈夫)。

 
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