うちのシーズンオフは 冷蔵庫の中が 空っぽです。
お客様がいらしたときに 何種類も作ったお惣菜など 余ったものをタッパーに保存しておくのを
片っ端から食べて 冷蔵庫の中を 空にしてゆくのが 私流の節約術と 思っているからです。
特に今は 震災の現地の方の 食生活を考えたら 本当に申し訳ないのですが、
ちょっとでも 被災した方の気持ちに近づけたらと 節約しているつもりです。
保存食も少なくなってきた一昨日 父さんが 珍しく 「そば打ちしてみようか」と 言い出しました。
「やって!やって!」と すかさず私。
昨年の秋 東山道の道の駅で買ったそば粉が ありました。
その時も そばでも打ってみるかと 言っていたのですが、
今まで やったためしがないので どうせ 口だけ。
結局私が 作る羽目になると 考えていたので 思い切り突き放していました。
それでも 一生懸命ネットで レシピや そば打ちの仕方を 見ているようでした。
「うちには 立派な麵板も麺棒もあるのだから やるなら お掃除しておけばよかった」といったら、
「ネットで見たら、大した道具はいらないと書いてある。俺は28年 パン生地をこねているんだぞ!」
と いうので 別の部屋で編み物などしておりました。
そうしてら 30分後くらいに
「お~い!できたぞ」というので 厨房に行ってみたら
きれいなおそばが 打ちあがっていました。
普通の パンをこねる ステンレスのボールでこね
ステンレスの調理台でこね パン用の短い麺棒で伸ばし
まな板の上で 几帳面に切ってありました。
ゆでて 食べるようにするのは もちろん私ですが
「大鍋でお湯ったっぷり 沸かして 沸騰したら麵を入れて 再沸騰したらあと1分で 良いそうだ!」
その言うとおりに ゆでて
ゆでる前に 簡単に作っておいたおつゆで煮て 青菜やネギ 揚げ玉など 載せたら
こんな感じに!
それが とっても おいしいのです。
「お父さん。すっごくおいしい!こんなに 上手に作れるとは思わなかった。」
「そばやができる!」
「今度から 年越しそば お父さんのそばを出そう!」
と べた褒めでした。
こんなに 褒められたことがないといほど 褒められた時の父さんの顔です。
ネットで調べた レシピは 次のようです。
(2人分)
そば粉 160g つなぎ粉40g 水90g 打ち粉(花粉)適量 ( 足し水60g)
いつも 大食いの父さんが この量だったので 2人分だと ちょっと足りなくて 母さんは3分の1くらいしかなかったので
今度作るときは もうちょっと いっぱい作ってほしいなと 思いました。
でも 本当に 上手にできました。
見直しました