日曜日 早朝に目が覚めると
『薬師寺に行こう』と 夫
急いで洗濯を済ませ
支度をして
電車で出かけました
９時から《西の京》は
特急も止まりますが
８時代までは各駅停車
しか止まりません
車窓の景色を
ぼんやり眺めながら
“如何して車じゃないのかな？”
西の京駅を降りて 写経道場に行く道に入ると
雨あがりの境内は 空気が済んでいます
先に《玄奘三蔵院伽藍》に行くと
受付はもう開いていて 数人の方が居られました
《玄奘三蔵》に参拝し 平山郁夫画伯の
玄奘三蔵が長安の都から 雪を頂いた広大な山脈
砂漠を越えてインドのナーランダまでの広大な壁画
月と太陽 満天の星を拝見して
現代の様な靴も防寒具も 暑さをしのぐ物も無い時代
仏教を極める旅の険しさ 厳しさを感じました
仏教はインド・サンスクリット語 現地の言葉？
今の様な辞書も無く 紙も貴重な時代
食事も飲み水も大変だったでしょう
《知りたい》と 思う気持ちに突き動かされて
苦難の旅をされ経典を翻訳され 仏像を請来され
日本から派遣された《元興寺の道昭》が
《大慈恩院の玄奘三蔵》の元に留学して
訳経を初めて日本に伝えたそうです
天武天皇 持統天皇の御夫婦が
薬師寺を創建されたのも
日本古来の神様をお守りする
天皇家が外国の仏様を信仰するのに
反対も有った事でしょう
天武天皇は字の書ける者を
１００人出家させたと聞いた様な気がします
火災・地震が有り 戦争も乗り越えて
現代に伝わっているのも
私達が写経で解説もして頂いて
見ながら書けるのも 何と贅沢な事でしょうね
夫が『《阿弥陀三尊図》は何処で見られる?』
と 言うので お寺の方に聞くと
「一般公開は７月から」と 仰いました
食堂（じき堂）は手前で入れなくしてありました
私が先日 招待して頂いた時に
「一緒に行きましょう」と 言ったのを断ったのに
私の話を聞いて 見たくなったようです
前日にでも言ってくれたら調べたのに・・
朝起きて 『早くしたくしろ・』
何時も是なんです
相変わらずマイペースな人です
